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- ボーダフォン・グループ(VOD)はどんな企業なのか
- 株価・配当の推移
- 株価が下落した理由
- 最新の決算・株価指標の推移
- 配当利回り10%超えのボーダフォン・グループ(VOD)は「買い」なのか
パイセン
今回はイギリスの多国籍通信会社「ボーダフォン・グループ(VOD)」について解説していきます。
ボーダフォン・グループ(VOD)ってどんな会社?
株価が下落し続ける理由は?
上記のような疑問を解決できる記事になっています。
また、ボーダフォン・グループ(VOD)のような海外株に投資するのであれば「ウィブル証券」がおすすめです。
パイセン
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1.ボーダフォン・グループ(VOD)ってどんな企業?
ボーダフォン・グループ(VOD)とは、イギリスに本社を置き、モバイルネットワークおよび固定ネットワークにわたる音声、メッセージング、データなどのサービスを提供している多国籍電話事業会社です。
事業は欧州とアフリカ、中東、アジア太平洋(AMAP)の2つの地域に組織されており、主な出資先は米国の「ベライゾン・ワイヤレス」やインドの「バーティ・エアテル」などがあります。
※2014年にベライゾン・ワイヤレスの株式を売却して米国の携帯事業から完全撤退しています。
名称 | ボーダフォン・グループ |
ティッカーシンボル | VOD |
株価(ドル) | 8.47 |
配当利回り(予想) | 11.52% |
セクター | 通信 |
事業内容 | 通信・インターネットサービス事業 |
ボーダフォンはベライゾン(VZ)やAT&T(T)、KDDI(9433)のような携帯会社なんだね!
昔、日本にもボーダフォンが参入していましたが、買収されて現在はソフトバンクモバイルとなっています!
日本のボーダフォンは今ソフトバンクになっている
2006年3月17日にボードフォンのソフトバンクへの買収に合意したことを発表し、同年10月社名をボーダフォンからソフトバンクモバイルへ変更し、ブランド名をソフトバンクへと変わりました。
ソフトバンクは何でボーダフォンを買収したの?
当時ボーダフォンのユーザーは約1500万人おり、事業を買収することで約1500万人のユーザーを確保できる共に素早く事業を展開出来る為です!
2.ボーダフォン・グループ(VOD)の株価推移(チャート)
引用元:SBI証券
株価 | 8.47ドル |
配当利回り (予想) |
11.52% |
こちらは直近の株価から過去10年間を表したVODの株価チャートの推移になります。
グラフを見ると長期的に右肩下がりで株価が下落していることが分かります。
何でこんなにも株価は下落しているの?
株価が下落した理由は以下の要因があります!
株価が下落した理由
株価が下落した要因は以下の通りです。
2016年〜2020年の内、2018年を除く4年間は赤字であり、4年間の総損失は193億ユーロとかなり巨額な赤字を計上していることが分かります。
また、2020年に新型コロナウイルスが蔓延したことにより、経済活動が鈍化し、金利が上昇したことにより、比較的負債の多い通信株の株価は下落します。
通信株は5Gなど基本的に設備投資額が多い為、金利上昇はマイナス材料となります!
3.ボーダフォン・グループ(VOD)の配当について
- 配当金の推移
- 配当利回りの推移
- 配当性向の推移
3.1.配当金(ドル建て)の推移
以下のデータを参照
年間配当金額:moomooアプリより
こちらは2013年〜2023年過去10年間の配当金(ドル建て)推移グラフになります。
グラフを見ると2018年〜2019年で大幅な減配をした後は概ね横ばいが続いていることがわかります。
過去10年間は増配よりも減配が目立つね・・・
しかし、業績の悪化を考慮すると無配になっていないことが唯一もの救いです!
次は為替の影響を無視した実績に近いポンド建ての配当金推移を見ていきましょう。
3.1.配当金(ポンド建て)の推移
以下のデータを参照
年間配当金額:A2 Financeより
こちらは2013年〜2023年過去10年間の配当金(ポンド建て)推移グラフになります。
グラフを見ると2019年〜2021年までは0.09ポンド、 2022年〜2023年は0.1ポンドと概ね横ばいです。
直近5年間は減配無しだね!
直近の業績も悪くないことから悪化しない限り為替の影響を考慮しても約1ドル水準の配当を受け取ることが出来ます!
3.2.配当利回りの推移
以下のデータより算出
年間配当金額:moomooアプリより
各年の年末株価:Yahoo Financeより
こちらは2013年〜2023年過去10年間の配当利回り(ドル建て)推移グラフになります。
グラフを見ると一番低い配当利回りで4.78%とかなり高水準であることが分かります。
配当利回りが何%だったら買い時かな?
過去平均利回りが7.78%であることを踏まえると概ね8%前後であれば買い時だと思います!
2024年2月時点の 配当利回り |
18.16% |
過去10年間の 平均配当利回り |
7.78% |
買い時の 配当利回り |
8.00% |
現在の配当利回りが11.52%である為、十分に美味しい利回りだと思います。
3.3.配当性向の推移
以下のデータより算出
年間配当金額:A2 Financeより
EPS:Form20-Fより
※配当性向は為替の影響を考慮しないポンドで計算しています。
※マイナスの年は赤字を計上した年です。
こちらは2013年〜2023年過去10年間の配当性向推移グラフになります。
マイナスの数値は赤字を計上している年である為、あまり参考にはなりませんが、2023年の配当性向は2.3%とかなり低水準であることが分かります。
2023年は利益の2.3%しか配当を出してないんだね・・・
一見少ないようにも思えますが、赤字を計上している年でも配当を出し続けていることを踏まえると配当の支払いは安定していると言えます!
>>>次ページ:株価指標、将来性について
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