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- ENEOS(5020)の株価・配当の見通し
- 最新の決算・株価指標の推移
- ENEOSは「買い」なのか
パイセン
今回は石油元売り日本最大手の「ENEOS HD(5020)」について解説していきます。
- ENEOSの株価見通しについて
- 配当は増配するのか
これら2点について「最新の決算」や「株価指標の推移」から解説していますので、是非最後まで読んでみてください。
ENEOS(5020)に投資しようか検討している方
個別株で銘柄選定に迷っている方
は特に参考にしてみてください。
また、個別株で資産形成を考えている方は『単元未満株(プチ株)とNISA』が活用でき、少額から「auカブコム証券」がおすすめです。
パイセン
auカブコム証券以外のネット証券について知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
>>>【2023年最新版】投資家が開設すべき!人気ネット証券口座9選!!
1.ENEOS(5020)の事業内容
ENEOS HD(5020)とは、石油元売り日本最大手のENEOSを傘下に持つ持株会社です。
事業内容 | 石油の精製・販売 |
資本金 | 1000億円 |
発行済株式の総数 | 3,032,850,649株 |
所在地 | 東京都千代田区大手町一丁目1番2号 |
ENEOSのガソリンスタンドは全国どこでも見かけるよね!
パイセン
ENEOSは石油元売り日本最大手であり、世界での規模は第6位になります!
2.ENEOS(5020)の株価推移(チャート)
株価 | 481.6円 |
配当利回り | 4.56% |
こちらはENEOSの5年チャートになるのですが、50日移動平均線がレジスタンスとなり、上値が抑えられていることがわかります。
5年前の株価が900円だったことから現在の株価は470円と約1/2になっているね・・・
パイセン
石油事業の業績・株価は石油価格に大きく左右されます!
2.1.WTI原油先物価格との比較チャート
こちらはENEOSとWTI原油先物価格を比較したチャートになるのですが、原油先物価格と相関関係にあることがわかります。
確かに原油価格が下落したタイミングで株価も下落してるね!
パイセン
原油価格はENEOSなどの元売り企業の業績を左右する為、投資する方は注視しておきましょう!
3.ENEOS(5020)の配当について
- 配当金の推移
- 配当利回りの推移
- 配当性向の推移
3.1.配当金の推移
以下のデータを参照
年間配当金額:ENEOS 決算短信より
こちらは過去10年の配当金の実績を表すグラフになります。
2013年〜2017年は16円で据え置き、その後2020年までに6円の増配があり、22円になりました。
しかし、2020年からは現在まで22円の据え置きとなっています。
過去10年で減配は無いみたいだけど、増配もあまりないね・・・
パイセン
ENEOSの株主還元の考え方は「現状を下回らない配当水準とする」の為、減配リスクは低いものの、増配の可能性も低いです!
詳しくはENEOSの株主還元を見てみて下さい。
3.2.配当利回りの推移
以下のデータより算出
年間配当金額:ENEOS 決算短信より
各年の株価:Yahoo Financeより
こちらは年間配当金と各年の3月の株価から算出した過去10年間の配当利回りの推移グラフになります。
グラフを見ると2013年には3%台だった配当利回りご現在では4%台まで増加しています。
でも、さっき増配はあまり無いって言っていたよね?
パイセン
増配による増加では無いと言うことは配当利回りが増加した要因は「株価の下落」によるものです!
23/6/9時点の 配当利回り | 4.56% |
過去11年間の 平均配当利回り | 3.94% |
買い時の 配当利回り | 4.00% |
現在の配当利回りは4.59%と過去11年の平均である3.94%よりも高い水準となっています。
3.3.配当性向の推移
以下のデータより算出
年間配当金額・EPS(1株当たり利益):ENEOS 決算短信より
こちらは年間配当金とEPSから算出した過去10年間の配当性向の推移グラフになります。
グラフを見ると100%を超えている年をあれば13%と低い年もあり、かなりばらつきがあることがわかります。
何でこんなに増えたり減ったりしているの?
パイセン
それは原油価格の変化による業績の変化によるものです!
後述されるEPSを見るとわかりますが、配当性向が高い年のEPSはマイナス(赤字)になっていることがわかります。
100%超えると利益以上の配当金を支払っていることになる為、減配を避けようとする企業努力が見えます。
しかし、100%以上が続けば当然会社の存続が危うくなる為、減配リスクは高まります。
パイセン
現在の配当性向は47.2%と妥当な水準なので100%を越えないか注視していきましょう!
4.ENEOS(5020)の株価指標
- EPS(企業の成長性を図る指標)
- PER(株価から割安度を図る指標)
- BPS(企業の財務安定性を図る指標)
- PBR(純資産から割安度を図る指標)
- ROE(企業が自己資本に対してどれだけの当期純利益を上げているのかを表す指標)
- ROA(総資産に対してどれだけの当期純利益を上げているのかの指標)
パイセン
今から6つの株価指標について
解説していきます!
4.1.EPSの推移
以下のデータを参照
EPS(1株当たり利益):ENEOS 決算短信より
こちらは過去10年間のEPS(1株当たり利益)の推移グラフになります。
EPSのマイナス部分は赤字を計上した年で、こちらも年によって増えたり減ったりしています。
EPSは右肩上がりで成長するって訳ではなさそうだね・・・
パイセン
石油は私たちの生活には欠かせないものなので必ず消費されるものですが、原油価格や経済状況によってEPSは大きく変わってきます!
4.2.PERの推移
以下のデータから算出
各年の株価:Yahoo Financeより
EPS(1株当たり利益):ENEOS 決算短信より
こちらは各年の株価とEPS(1株当たり利益)から算出した過去10年間のPERの推移グラフになります。
こちらも0倍の所は赤字を計上した年で、EPSから算出しているため、増減が激しいです。
10年の最大値 | 14.15倍 |
10年の最低値 | 2.74倍 |
10年の平均値 | 7.25倍 |
割高基準 | 8倍以上 |
割安基準 | 7倍以下 |
23/6/2時点のPERは7.8倍だから少し割高感が見られるね・・・
パイセン
過去平均は7.25倍ですが、赤字を計上している年もあるので一概に7.8倍が割高とは限りません。
23/6/2時点 | ENEOS | 日経平均 | TOPIX |
PER | 7.8倍 | 14.45倍 | 12.78倍 |
「日経平均株価」や「TOPIX」のPERと比較すると割安な水準にあります。
投資する方はPER・PBR・配当利回り等を考慮して割安を見極めましょう。
4.3.BPSの推移
以下のデータを参照
BPS(1株当たり純資産):ENEOS 決算短信より
こちらは決算短信から参照した過去10年間のBPSの推移グラフになります。
グラフを見ると緩やかに右肩上がりで成長していることがわかります。
BPSは財務の安定性を図る指標って言ってたから倒産リスクは低いね!
パイセン
配当性向も50%を割れていてBPSも増加傾向にあることから減配リスクが低いことがわかるね!
4.4.PBRの推移
以下のデータから算出
各年の株価:Yahoo Financeより
BPS(1株当たり純資産):ENEOS 決算短信より
こちらは各年の株価とBPS(1株当たり純資産)から算出した過去10年間のPBRの推移グラフになります。
グラフを見ると右肩下がりで推移していることがわかります。
10年の最大値 | 0.87倍 |
10年の最低値 | 0.49倍 |
10年の平均値 | 0.65倍 |
割高基準 | 0.7倍以上 |
割安基準 | 0.6倍以下 |
PERで割安感は図れなかったけど、PBRを見ると十分割安な水準にあるね!
パイセン
日経平均株価のPBRと比較しても割安水準にあることがわかります!
23/6/2時点 | ENEOS | 日経平均 | TOPIX |
PER | 0.4倍 | 1.3倍 | – |
パイセン
配当利回り・PBRから見て現在のENEOSは割安水準にあります!
4.5.ROEの推移
以下のデータから算出
純利益・純資産:ENEOS 決算短信より
こちらは純利益と純資産から算出した過去10年間のROEの推移グラフになります。
ROEも0%の年は赤字を計上した年になります。
グラフを見ると自己資本と言うよりも原油価格の影響によってROEの値が増減しています。
やっぱり原油価格の影響は大きいね!
パイセン
原油価格が高騰すればその分ROEが上がる為、原油価格の動向を注視することが重要です!
4.6.ROAの推移
以下のデータから算出
純利益・総資産:ENEOS 決算短信より
こちらは純利益と総資産から算出した過去10年間のROA推移グラフになります。
ROAはROEと概ね同じ感じで推移しています。
5.ENEOS(5020)の企業業績
こちらはENEOS(5020)過去10年の「営業収益」・「営業利益」・「経常利益」・「純利益」の推移グラフになります。
「営業収益」は過去10年間で最も多い約15兆円ですが、「営業利益」「純利益」の方が2022年比で見ると減少しています。
過去10年間を見ても赤字を計上している年は多いね・・・
パイセン
しかし、純利益の直近3年はプラスで推移している為、マイナスに転じないか注視していきましょう!
6.株価はなぜ安いのか?
ENEOSの株価って何でこんなにも安いの?
パイセン
ENEOSの株価が低迷している理由は以下の2つです!
このように石油事業は『脱炭素』・『持続可能なエネルギーの活用』などの逆風により、将来の見通しが暗いことが株価が安い要因となっています。
また、日本では2035年にガソリン車の新車販売が禁止になる可能性がある為、更なる業績低下が予測されます。
パイセン
業績低下は予測されるけど、石油はまだまだ需要の高いものなので株価が低い今が買い時だと思います!
しかし、『脱炭素』が今のメガトレンドであることは変わらない為、脱炭素に特化した情報を無料で手に入れたい方はこちらがおすすめです。
7.まとめ
今回は石油元売り日本最大手の「ENEOS HD(5020)」について解説しました。
パイセン
以上、この記事がENEOS(5020)に投資する際の参考になれば嬉しいです!
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