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- エイリス・キャピタル(ARCC)はどんな企業なのか
- BDC銘柄とは?
- 株価・配当の推移
- 最新の決算・株価指標の推移
- ARCCの買い方
- エイリス・キャピタル(ARCC)に投資すべきか

パイセン
今回はBDC銘柄の中でも不動の人気を誇る「エイリス・キャピタル(ARCC)」について解説していきます。
- エイリス・キャピタル(ARCC)は格付けが低く、銀行から融資が受けられないスタートアップ企業などの中小企業を専門に融資を行う会社
- BDC銘柄とは配当を高める為に存在する特殊な法人の形を取る銘柄
- 過去10年間の配当の平均額は1.5ドル以上と高水準であり、配当利回りの平均は9%超え
- 融資の約6割はシニアローンが占めている為、利益は安定しており、PERは割安水準
- ARCCを取り扱っている唯一の証券会社は「IG証券」である為、保有したい方は「IG証券」の口座開設が必須!
- 株価の暴落リスクを考慮するとポートフォリオの1〜10%以内であれば「買い」だと判断!
エイリス・キャピタル(ARCC)ってどんな会社?
エイリス・キャピタル(ARCC)はどこの証券会社で買えるの?
上記のような疑問を解決できる記事になっています。
また、2024年4月時点では「IG証券」のみの取り扱いとなっています。
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1.エイリス・キャピタル(ARCC)ってどんな会社?
エイリス・キャピタル(ARCC)とは、米国の中堅企業に投資するクローズドエンド型の非分散型運用投資会社です。
わかりやすく言うとまだ格付けが低く、銀行から融資が受けられないスタートアップ企業などの中小企業を専門に融資を行う会社です。
名称 | エイリス・キャピタル |
ティッカーシンボル | ARCC |
株価(ドル) | 20.78 |
配当利回り(予想) | 9.24% |
セクター | 金融 |
事業内容 | 米国の民間中間市場企業への直接融資及びその他の投資 |
ARCCは中小企業に融資する会社なんだね!


ARCCはBDC銘柄と少し特殊な銘柄となっています!
2.BDC銘柄とは?
BDCとは【Business Development Company】の略称であり、BDC銘柄は配当を高めるために存在する特殊な法人の形を取る銘柄のことを指します。
また特徴として90%以上の会計上の利益を配当することで、法人税の免除を受けており、システム的にはRIETと類似しています。
またBDC銘柄は以下の5項目に準じて運用するように取り決められています。
- 会計上の利益の90%以上を配当とする
- 1銘柄あたりの構成比率を全体(融資ポートフォリオ)の25%以下に抑える
- 資産の70%以上を適格投資対象に投資する
- 借入は自己資本の2倍までならば可能
- SECの監督下に置かれる
BDC銘柄は利益の90%以上を配当として支払っているんだね!


SECの監督下に置かれていることもあり、安全性にも配慮されています!
3.エイリス・キャピタル(ARCC)の格付け(安全性)
ARCCの格付けってどれくらいなの?


ARCCの格付けは以下のようになっています!
格付け会社 | ランク | 判断 |
Fitch Ratings | BBB | 投資適格 |
S&P Global Ratings | BBB- | 投資適格 |
Moody’s | Baa3 | 中立 |
フィッチ・S&P500は投資適格、ムーディーズは中立となっています。

トータル判断として投資適格だけど経済状況によっては債務履行能力が低下する銘柄となっています!
4.エイリス・キャピタル(ARCC)の株価推移(チャート)

こちらはARCCの2004年10月〜現在までの株価チャートになるのですが、2020年3月に18.66ドルから9.13ドルと約9.5ドル(-50%)暴落しています。
景気の先行き見通しが不安視されると暴落するんだね・・・


2008年のリーマンショック時も80%以上暴落しており、不景気時の株価暴落には注意が必要です!
5.エイリス・キャピタル(ARCC)の配当について
- 配当金の推移
- 配当利回りの推移
- 配当性向の推移
5.1.配当金の推移

以下のデータを参照
年間配当金額:moomooアプリより
こちらは2013年〜2023年過去10年間の配当金推移グラフになります。
グラフを見ると毎年増配とは行かないものの、安定して高水準の配当が支払われていることが分かります。
ARCCは最低でも1.5ドル以上の配当は支払っているね!


ARCCは利益の90%以上を配当として支払っている為、高水準の配当が期待出来ます!
配当の権利落ち日・支払日
配当の権利落ち日、支払日はいつなの?


エイリス・キャピタル(ARCC)の権利落ち月は概ね「3月・6月・9月・12月の14日」、支払月は「権利落ち月末」となっています!
権利落ち日 | 配当額 | 配当支払日 |
---|---|---|
2024/3/14 | 0.48 | 2024/3/29 |
2023/12/14 | 0.48 | 2023/12/28 |
2023/9/14 | 0.48 | 2023/9/29 |
2023/6/14 | 0.48 | 2023/6/30 |
2023/3/14 | 0.48 | 2023/3/31 |
2022/12/14 | 0.51 | 2022/12/29 |
過去の実績から次回の権利落ち日は6/14なので配当を受け取りたい方はそれまでに保有しておきましょう。
5.2.配当利回りの推移

以下のデータより算出
年間配当金額:moomooアプリより
各年の年末株価:Yahoo Financeより
こちらは2013年〜2023年過去10年間の配当利回り推移グラフになります。
グラフを見ると1番低い年でも8.27%と毎年高利回りであることがわかります。
最低でも8%以上の配当利回りには期待出来るってことだね!


過去平均利回りが9.57%であることから9.60%になれば旨みを感じる利回りだと思います!
2024年4月時点の 配当利回り | 9.33% |
過去10年間の 平均配当利回り | 9.57% |
買い時の 配当利回り | 9.60% |
2024年4月時点の配当利回りは9.24%である為、過去平均よりは若干低くなっています。
5.3.配当性向の推移

こちらは2013年〜2023年過去10年間の配当性向推移グラフになります。
グラフを見ると数値にバラツキはありますが、平均すると約96%とBDC銘柄の運用基準である90%を超えています。
会社の利益をどれだけ配当金に充てているかを表す指標
利益をしっかりと投資家に還元してるんだね!


このことからBDC銘柄は長期的に高配当が期待出来ます!
>>>次ページ:株価指標、買い方について
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