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こんにちは!
うさぎパイセン(@usagipaisenn)
です🐰
今回は米国ETFの「QYLD」について解説して
いきます。
投資界隈でよく「QYLD」について聞いたことは
ありませんか?
「QYLD」?
聞いたことあるような気がする〜
聞いたことある人もない人も
この記事で「QYLD」について
マスターしておくと投資の知識も
広がります。
「QYLD」の特徴はズバリ
株価が上がらないけど分配利回りが高いETF
です!
「QYLD」に投資する際は手数料の安い
「 SBI証券 」がおすすめです!
口座開設する際は下記の記事を参考にしてみて下さい!
1.「QYLD」とは?
「QYLD」とは
グローバルX社が運用している米国ETF
になります。
「QYLD」の概要はこちら
カバード・コール ETF(QYLD)
総資産総額:6,993,582,285.43ドル
日本円で約9561億円
(2022/07/22時点)
基準価格:18.17ドル (2022/07/22時点)
分配利回り:11.72% (2022/07/22時点)
経費率:0.60%
設定日:2013年12月11日
このETFはナスダック100指数の株式(現物株)を保有し、コールオプションを売却してオプションプレミアムで利益を出す戦略をとっています。
この戦略の事を「カバード・コール戦略」と
言います。
2.カバード・コール戦略について
カバード・コール戦略ってなに?
カバード・コール戦略とは
「値上がり益が限定的になる
代わりにオプションプレミアム
で着実に利益を積み重ねる
戦略」です!
「コールオプション」や「オプションプレミアム」
については「オプション取引」について学ぶと
理解することが出来ます。
この戦略では原資産(現物株)を権利行使価格で
売却しなければなりません。
つまり、「カバード・コール戦略」で得られる利益は以下の2つです。
- 権利行使価格ー購入時の価格の差額分
- オプションプレミアム
「QYLD」の株価が上がらないのは権利行使価格
以上で売却出来ない、つまり売却益が限定されて
いる為です。
以上を踏まえて「カバード・コール戦略」について
のまとめはこちら!
コールオプションを売る戦略
・コールオプションの買い手が権利行使した
場合、権利行使価格で原資産(現物株)を
売却しなければならない
・得られる利益は
①権利行使価格ー購入時の価格の差益分
②オプションプレミアム
3.「QYLD」の分配金について
「QYLD」最大の特徴は
【分配金】だよね?
そうです!
「QYLD」は毎月分配金が
支払われ、10%を超える
分配利回りが特徴です!
「QYLD」分配金の大きな特徴は以下の2つ!
・毎月分配金が支払われる ・分配利回りが10%を超えている
3.1.分配金の権利確定日
「QYLD」の分配権利落ち日は毎月
第4週目の月曜日もしくは火曜日になっています
その為、分配権利確定日は毎月
第3週目の金曜日ということがわかります。
その為、8・9・10・11・12月の権利確定日は
以下のようになります。
8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
権利確定日 | 8月19日 | 9月16日 | 10月21日 | 11月18日 | 12月28日 |
3.2.分配金の支払い日
分配金の支払い日は分配カレンダーに記載
されています。
その為、8・9・10・11・12月の分配金支払い日は以下のようになります。
8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
分配金支払い日 | 8月30日 | 9月27日 | 11月01日 | 11月30日 | 01月09日 |
3.3.分配金の推移
まず過去8年の「QYLD」分配金の月別推移です
が、0.125ドル〜0.25ドル付近を推移している
ことがわかります。
また、こちらは年別の「QYLD」の分配金合計の
推移ですが、3ドル〜2.25ドルの間を推移して
いることがわかります。
このグラフを見ると
毎年分配金は増え続けている
訳ではないんだね。
「QYLD」のリスクのところで
お話ししますが、「QYLD」は
株価が下がると分配金も減ります。
ですが、大幅な減配はないので株価次第で毎月安定した分配金を得ることが出来ます。
4.「QYLD」のリスク
「QYLD」は
・分配利回り10%超え
・毎月分配
で完璧な高配当ETFだね!
この世に完璧は
存在しませんよ!!
「QYLD」にメリットがある分、デメリットも存在します。
「QYLD」のリスクは主に以下の3つ。
- 株価が上がらない
- 株価が下がると分配金も減る
- 経費率が高い
リスク①株価が上がらない
まず一つ目のリスクは
株価が上がらない
ことです。
こちらは先程説明した
「カバード・コール戦略」
を活用している為です!
おさらいになりますが「カバード・コール戦略」
とはナスダック100指数の現物株を保有しながら
コールオプションを売ってオプションプレミアムで
利益を出す戦略です。
あらかじめ保有していた株を権利行使価格で売却
しなければならないのでキャピタルゲイン
(売買差益)が限定的になります。
そのため、「QYLD」の株価が上がることが
ないのです。
リスク②株価が下がると分配金も下がる
二つ目のリスクは
株価が下がると分配金も下がる
ことです。
「QYLD」の株価と分配金はある程度連動して
います。
こちらは「QYLD」の5年週足チャートになる
のですが、先程の分配金合計の推移グラフと比較
するとある程度相関関係があることがわかります。
2022年7月時点の分配金合計額は1.17ドルと
2021年7月時点の合計額1.55ドルと比較すると
0.4ドルほど少ないです。
その為、2022年は
分配金が減る可能性が
高いです。
「QYLD」の分配金は株価に左右されるということを覚えておきましょう。
リスク③経費率が高い
三つ目のリスクは
経費率が高い
ことです。
「QYLD」の経費率は0.6%と非常に高いです。
仮に「QYLD」を100万円分保有していた時の
コストは6,000円になります。
これを20年運用した場合のトータルコストは
12万円になります。
分配利回りが10%だとしたら1年で貰える分配金は10万円になります。
つまり、20年運用すると
1年分の利益が無くなる
計算だね。
だから経費率は
極力低いものを
選ぶことが大切です!
5.「QYLD」の1点買いはおすすめできない
これらを踏まえて「QYLD」の1点買いはおすすめ出来ません。
他のETFと組み合わせながら
バランスの良いポートフォリオ
を作っていきましょう!
高配当ETFを組み合わせるのであれば
がおすすめです!
また、インデックス投資と組み合わせるのであれば経費率が0.03%の「VOO」や「VTI」がおすすめです。
6.まとめ
今回は株価が上がらないETF「QYLD」について
解説しました。
毎月分配金が欲しい方には
ぴったりのETFです!
自身のリスク許容度をしっかりと把握して投資していきましょう!
支出の管理には「マネーフォワードME」が
おすすめです!
7.今から米国株投資を始める方はこちらがおすすめ
今から米国株投資を始めるのであれば
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