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- 世紀東急工業(1898)とは
- 株価・配当について
- 最新の決算・株価指標の推移
- 長期保有に向かない理由
- 世紀東急工業(1898)に投資するべきか
パイセン
今回は建設会社の「世紀東急工業(1898)」について解説していきます。
世紀東急工業(1898)はなぜ長期投資に向かない?
世紀東急工業(1898)に投資しても大丈夫?
上記のような疑問を解決できる記事になっています。
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パイセン
auカブコム証券以外のネット証券について知りたい方はこちらの記事がおすすめです!
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1.世紀東急工業(1898)の事業内容
『世紀東急工業(1898)』とは、道路の施工・舗装を主業務にしている建設会社です。
事業内容 | 道路の施工・舗装 |
資本金 | 20億円 (2023年3月31日末現在) |
発行済株式の総数 | 37,424,507株 (2023年3月31日末現在) |
所在地 | 東京都港区芝公園2-9-3 |
世紀東急工業は建設関係の会社なんだね!
パイセン
東証プライムに上場しており、JPX日経中小型株指数の構成銘柄となっています!
2.世紀東急工業(1898)の株価推移(チャート)
株価 | 1450円 |
配当利回り | 6.21% |
こちらは世紀東急工業の過去5年間の週足チャートになるのですが、2023年5月に944円から1290円と346円(+26.8%)急騰する場面があります。
何でこんなに急騰したの?
パイセン
それは世紀東急工業の2023年3月期の発表内容によるものです!
株価が急騰した理由
株価が+26.8%も急騰した理由は「大幅な増配」が要因としてあります。
のちに後述する配当金のグラフを見てもわかりますが、60円の増配はかなり大きく配当利回りも一時は8%を超える水準になりました。
60円も増配したなら買った方がいいんじゃない?
パイセン
個人的には全力で買い進めることはおすすめしません。理由は配当性向の所で解説します!
東亜道路工業(1882)との比較チャート
世紀東急工業(青) | 東亜道路工業(赤) | |
---|---|---|
株価 | 1450円 | 4765円 |
配当利回り | 6.21% | 1.89% |
株価リターン | 106.56% | 158.27% |
時価総額 | 544.15億 | 500.08億 |
時価総額が近いかつライバル会社の東亜道路工業と比較した5年チャートになります。
世紀東急工業は配当利回りが6.21%と高いですが、株価のリターンではアウトパフォームしていることがわかります。
3.世紀東急工業(1898)の配当について
- 配当金の推移
- 配当利回りの推移
- 配当性向の推移
3.1.配当金の推移
以下のデータを参照
年間配当金額:世紀東急工業 決算短信より
こちらは過去10年の配当金の実績を表すグラフになります。
グラフを見ると2024年の配当は90円と前年の30円から60円増配していることがわかります。
60円の大幅増配が株価の急騰に繋がったんだよね!
パイセン
一見嬉しいニュースですが、個人的には投機的要素が少しあるなと思います。理由は配当性向の所で記述します!
尚、世紀東急工業の配当方針は「配当性向100%・DOE8%を目標とした株主還元」となっています。
3.2.配当利回りの推移
以下のデータより算出
年間配当金額:世紀東急工業 決算短信より
各年の株価:Yahoo Financeより
こちらは年間配当金と各年の12月の株価から算出した過去10年間の配当利回りの推移グラフになります。
グラフを見ると配当金の増減に応じて配当利回りが変化していることが分かります。
2019年以降は4%超えとかなり高い水準なんだね!
パイセン
60円の増配発表直後は一時8%を超える利回りを記録しています!
23/8/1時点の 配当利回り | 6.21% |
過去10年間の 平均配当利回り | 3.73% |
買い時の 配当利回り | 3.8% |
過去平均は3.73%と現在の配当利回り6.21%は高水準であることがわかります。
3.3.配当性向の推移
以下のデータより算出
年間配当金額・EPS(1株当たり利益):世紀東急工業 決算短信より
こちらは年間配当金とEPSから算出した過去10年間の配当性向の推移グラフになります。
グラフを見ると配当性向が97.6%と100%に近い水準にあることがわかります。
利益の97.6%を配当金に充ててるってことだよね?
パイセン
そういうことになります!
配当性向が100%に近づくほど、株主還元を積極的に行っていることになりますが、利益のほぼ全てを配当金に充てている為、企業への自己投資が出来なくなることを指します。
パイセン
100%を超えるようなことになれば会社からお金が流出していることなので注意していきましょう!
4.世紀東急工業(1898)の株価指標
- EPS(企業の成長性を図る指標)
- PER(株価から割安度を図る指標)
- BPS(企業の財務安定性を図る指標)
- PBR(純資産から割安度を図る指標)
- ROE(企業が自己資本に対してどれだけの当期純利益を上げているのかを表す指標)
- ROA(総資産に対してどれだけの当期純利益を上げているのかの指標)
パイセン
今から6つの株価指標について
解説していきます!
4.1.EPSの推移
以下のデータを参照
EPS(1株当たり利益):世紀東急工業 決算短信より
こちらは過去10年間のEPS(1株当たり利益)の推移グラフになります。
2020年には162.4円になったものの、その後は下落が続き、2023年時点では30.7円まで減っています。
企業の成長が鈍化していることがわかるね!
パイセン
過去10年間で30.7円は最も低い水準であり、積極的に買い向かう数値ではありません!
4.2.PERの推移
以下のデータから算出
各年の株価:Yahoo Financeより
EPS(1株当たり利益):世紀東急工業 決算短信より
こちらは各年の株価とEPS(1株当たり利益)から算出した過去10年間のPERの推移グラフになります。
グラフを見ると現在のPERは46.99倍と過去10年と比較してもかなり高い水準にあります。
なんでPERが急激に増えているの?
パイセン
それは増配ニュースによる株価の急騰によるものです!
また、EPSが減少傾向にあることもあってPERは40倍を超える水準にあります。
10年の最大値 | 46.99倍 |
10年の最低値 | 3.81倍 |
10年の平均値 | 8.89倍 |
割高基準 | 15倍以上 |
割安基準 | 10倍以下 |
また、日経平均株価やプライム全銘柄と比較しても割高な水準にあります。
23/8/1時点 | ヒューリック | 日経平均 | プライム全銘柄 |
PER | 46.99倍 | 15.45倍 | 16.18倍 |
4.3.BPSの推移
以下のデータを参照
BPS(1株当たり純資産):世紀東急工業 決算短信より
こちらは決算短信から参照した過去10年間のBPSの推移グラフになります。
BPSのグラフは右肩上がりで増加していることが分かります。
BPSが増加しているってことは財務は健全?
パイセン
確かに今は健全ですが、配当性向が高いことを踏まえると今後BPSが減少傾向になることが予想されます!
4.4.PBRの推移
以下のデータから算出
各年の株価:Yahoo Financeより
BPS(1株当たり純資産):世紀東急工業 決算短信より
こちらは各年の株価とBPS(1株当たり純資産)から算出した過去10年間のPBRの推移グラフになります。
PBRは過去10年間を見ると減少傾向にあることが分かります。
PERは増加傾向なのになんでPBRは減少傾向なの?
パイセン
それはBPSが増加し続けているからです!
増配ニュース以前は株価は横ばいだった為、毎年増えているBPSの影響でPBRが減少傾向にあります。
しかし、配当性向が100%を超えてくると純資産が減っていくので今後PBRは増加傾向に転じるかもしれません。
10年の最大値 | 1.94倍 |
10年の最低値 | 0.75倍 |
10年の平均値 | 1.02倍 |
割高基準 | 1.0倍以上 |
割安基準 | 1.0倍以下 |
2023年8月時点のPBRは1.3倍なので割高な水準にあります。
4.5.ROEの推移
以下のデータから算出
純利益・純資産:世紀東急工業 決算短信より
こちらは純利益と純資産から算出した過去10年間のROEの推移グラフになります。
2013年には32.66%だったROEが2023年には2.84%まで下落しています。
自己資本を効率良く使えてないってことだね・・・
パイセン
ROEが悪くなっているということは経営効率の悪い企業ということになります!
4.6.ROAの推移
以下のデータから算出
純利益・総資産:世紀東急工業 決算短信より
こちらは純利益と総資産から算出した過去10年間のROA推移グラフになります。
こちらもROEと同様に減少傾向が続いており、2023年のROAは1.43%と2016年の9.87%より-8.44%も減少しています。
株価指標を見る感じだと企業の成長は鈍化していて経営効率もどんどん悪くなっているんだね!
パイセン
株価指標の総評として投資妙味は薄いです・・・
5.世紀東急工業(1898)の企業業績
こちらは世紀東急工業(1898)過去10年の「営業収益」・「営業利益」・「経常利益」・「純利益」の推移グラフになります。
「営業収益(売上高)」に関しては増加傾向にありますが、2023年の純利益は過去10年で最も低い水準となっています。
純利益が減少傾向にあって配当性向が100%に近い水準にあるってことはこれ以上増配が見込めないってこと?
パイセン
配当性向100%ということは純利益を全て配当として株主還元するということなので純利益が減っていけば当然配当も減配になる可能性が高いです!
6.世紀東急工業(1898)の将来性
世紀東急工業は今後どうなっていくと思う?
パイセン
現在は増配ニュースで株価が急騰していますが、今後の決算発表で減収減益になればそれに付随して株価の急落・減配は十分にあり得ます!
配当性向が100%近いということもあり、純利益の部分を増やすことが出来なければ減配リスクが高まるので投資している方やこれから投資しようと検討している方は十分注意しておきましょう。
7.まとめ
今回は日本の建設会社「世紀東急工業(1898)」について解説しました。
パイセン
以上、この記事が世紀東急工業(1898)に投資する際の参考になれば嬉しいです!
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