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- 「SPY」・「SPYD」の違いについて
こんにちは!うさぎパイセン(@usagipaisenn)です!
今回は世界三大運用会社「ステート・ストリート」が運用しているETF
【SPY】・【SPYD】
の違いについて徹底的に解説していきます!
結論から言うと
- インデックス投資を始めたい方は
【SPY】 - 高配当株投資を始めたい方は
【SPYD】
に投資すると良いです。
このように投資手法によって選ぶETFは変わってきますので、自分に合った投資スタイルが見つかっている方は下記の記事を参考にしてみて下さい。
「SPY」 「SPYD」を購入するのであれば米国株に特化している「マネックス証券」がおすすめです!
パイセン
「マネックス証券」の特徴についてはこちらの記事を読んで下さい。
>>>【2022年最新版】投資家が開設すべき!人気ネット証券口座9選!!
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1.投資スタイルの違いについて
まず初めに「SPY」 「SPYD」の違いについて解説する前に結論にあった
インデックス投資
高配当株投資
この2つの投資スタイルの違いについて解説していこうと思います。
インデックス投資って何??
インデックス投資とは
「インデックス(市場の動きを示す指数)」と同じ値動きをすることを目指して運用する投資手法
のことを言います。
インデックスの代表的なもの言うと米国では
S&P500指数 ⇨ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している大型株500銘柄の株価を基準にした時価総額加重平均型の株価指数
NYダウ平均 (ダウ工業株30種平均) ⇨S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス社が選定する米国経済を代表する30銘柄で構成されており、30銘柄の平均株価が指数化されたもの
などが該当します。
一方、日本では
日経平均株価
⇨日本を代表する225銘柄の平均株価
TOPIX
⇨東京証券取引所第一部上場全銘柄を対象として、算出・公表している株価指数
などが該当します。
つまり、日経平均株価に投資
すれば「日本を代表する225銘柄
に投資する」ことが出来ます!
その為、「投資初心者」でもわかりやすい手法が「インデックス投資」です。
高配当株投資って何??
高配当株投資とは文字通り
市場平均の利回りよりも高利回りの株に投資して「配当(インカムゲイン)」を受け取り、受け取った配当を再投資する投資手法
のことを言います。
また、高配当の基準として利回りが3%以上のもの言うことが多いです。
高配当株投資の一番の特徴はやはり「不労所得(働かなくても得られるお金)」を多く得られることです。
そして得られた「配当(インカムゲイン)」を再投資することで元本増え、「複利の恩恵」を受けることができます。
下の図を見ると複利の方が年を追うごとに資産が右肩上がりで増えていることがわかります。
つまり、高利回りの株に投資して
複利の力で資産を増やすのが
「高配当株投資」だね!
しかし、高配当株の中にも【倒産リスク】や
【減配リスク】などがあり、銘柄選定が非常に
大変なので財務諸表や貸借対照表などが読める
「投資中級者〜上級者」向けの投資手法です。
2.「SPY」と「SPYD」の比較
「SPY」と「SPYD」について比較したものが下の表になります。
ティッカー シンボル | SPY | SPYD |
名称 | SPDR® S&P500® ETF | SPDR®ポートフォリオ S&P500®高配当株式ETF |
運用会社 | ステート・ストリート | ステート・ストリート |
総資産 総額 | 399,192.25百万米ドル | 6,126.70百万米ドル |
基準価格 | 434.48ドル | 34.86ドル |
配当 利回り | 1.50% | 5.17% |
経費率 | 0.0945% | 0.07% |
配当 支払い月 | 3.6.9.12 | 3.6.9.12 |
構成 銘柄数 | 500銘柄 | 80銘柄 |
連動指数 | S&P500指数 | S&P500®高配当指数 |
この表からわかる「SPY」と「SPYD」この二つの大きな違いは
・「連動指数」
・「配当利回り」
です。
今から二つの大きな違いについて解説していきます。
連動指数
まず「連動指数」ですが、「SPY」と「SPYD」は以下のものに連動しています。
「SPY」⇨S&P500指数(米国を代表する企業500銘柄)
「SPYD」⇨S&P500®高配当指数(S&P500指数の中での配当利回り上位80銘柄)
この連動指数が違うだけで以下のように大きなリターンの差が生まれます。
・「SPY」⇨+102.72%
・「SPYD」⇨+13.40%
なぜ、連動指数が違うだけで「SPY」の方が「SPYD」に比べてリターンがいいのか?
それは
高配当株のほとんどが「成熟企業」で
あるから
です。
「SPYD」にはグロース株(成長企業)であるGAFAMやテスラなどが含まれていません。
組み入れ比率 上位10銘柄 | SPY | 比率 | SPYD | 比率 |
1位 | アップル (AAPL) | 7.17% | アムジェン (AMGN) | 1.61% |
2位 | マイクロソフト (MSFT) | 6.68% | シーゲイト・テクノロジー (STX) | 1.57% |
3位 | アマゾン・ドット・コム(AMZN) | 3.22% | パッケージング・コーポレーション (PKG) | 1.56% |
4位 | エヌヴィディア (NVDA) | 3.10% | インターナショナル・ペーパー (IP) | 1.53% |
5位 | アルファベット (GOOGL) | 2.24% | リライアント・エナジー (NRG) | 1.47% |
6位 | テスラ (TSLA) | 1.99% | コーニンクレッカ・フィリップス (PHG) | 1.47% |
7位 | メタ・プラットフォーム (FB) | 1.96% | アッヴィ (ABBV) | 1.45% |
8位 | アルファベット (GOOG) | 1.92% | ライオンでルバセル (LYB) | 1.45% |
9位 | バークシャー・ハサウェイ (BRK) | 1.74% | シェブロン (CVX) | 1.44% |
10位 | ユナイテッドヘルスグループ (UNH) | 1.33% | インテル (INTC) | 1.42% |
グロース株(成長企業)の多くは利益を自己投資にまわし、成長し続けることで株価の上昇させて株主に還元しています。
一方、成熟企業は事業が成熟した企業であるため、事業や設備に投資する必要がなく、利益の大半を株主に配当として還元します。
つまり、キャピタルゲイン
(売却益)を狙うのであれば
『SPY』に投資した方がいいね!
戦略によって投資するものが変わってくるので自分の投資スタイルに合ったものを選んでいきましょう!
配当利回り
次に配当利回りですが、「SPY」と「SPYD」では約4%ほどの差があります。
「SPY」⇨1.31%
「SPYD」⇨5.28%
配当利回りの差も先程説明した「株主への還元方法」が【成長企業】と【成熟企業】とで違う為です。
米国は日本とは違い年4回、配当金の支払いがあります。
その為、配当を再投資する高配当株投資の手法は米国株が最大効率で資産を増やすことができる最適解の一つと言えます。
複利は元本が増えれば増えるほど効果が大きくなる為、資産を増やしたい方は米国株投資へチャレンジしてみましょう!
3.投資するなら「SPY」?「SPYD」?
ここまでは「SPY」と「SPYD」を比較してそれぞれの違いについて解説してきました。
私の個人的な考えは
- コツコツと積立投資して老後の
資産形成をしたい方は「SPY」 - 今すぐ不労所得を得て自分で
使ったり、再投資したい方は
「SPYD」
これでいいと思います。
インデックス投資は分散投資など考えなくても「SPY」一つ投資するだけで米国を代表する企業500銘柄に投資できる為、投資初心者の方でも手軽に資産形成ができると思います。
一方、「SPYD」は構成銘柄が80銘柄と分散投資が効きにくいETFなので、その他の高配当ETF「VYM」や「HDV」にも投資した方がいいです。
さらに個別株に投資する場合は財務諸表や貸借対照表など見る必要がある為、ある程度の勉強をしなくてはなりません。
老後の資金や教育費など将来に不安がある方はインデックス投資からでも始めて将来に備えていきましょう❗️
4.まとめ
今回はステート・ストリートが運用する「SPY」と「SPYD」を比較してその違いについて詳しく解説しました。
インデックス投資にしろ、高配当株投資にしろ、資産形成に置いて圧倒的に有利なのは米国株です。
一概に全て米国株がいいとは言えませんが、ポートフォリオの軸にするのは米国株でいいと思います。
尚、投資は最終的に自己判断で行うものなので適正リスクをしっかりと取っていきましょう。
5.おすすめ記事一覧
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