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- アルトリアグループの事業内容
- 株価は「割安」?「割高」?
- 企業業績は「好調」?「不調」?
- アルトリアグループは買うべきか?
パイセン
今回は米国の世界最大のたばこ製造・販売企業「アルトリアグループ(MO)」について徹底解説していきます。
「これからアルトリアグループに投資してみたい」方や「米国株の高配当株を探している」方は必見の内容となっていますので、是非最後まで読んでみてください。
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パイセン
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1.アルトリアグループ(MO)とは
アルトリアグループとは
「マールボロ」、「パーラメント」、「バージニアスリム」などのたばこを製造している
世界最大のたばこ製造・販売メーカーです。
名称 | アルトリアグループ |
ティッカーシンボル | MO |
株価 | 53.01 |
配当利回り | 7.74% |
セクター | 生活必需品 |
事業内容 | たばこ・ワイン製造 |
世界最大のタバコ製造メーカーなんだね!
でも、近年はタバコの値上げや禁煙推進で将来性が暗いよね・・
投資しても大丈夫??
パイセン
今から過去のデータを含む業績・株価指標の推移について徹底解説して投資しても大丈夫なのか?についてお話ししていきます!
2.アルトリアグループ(MO)の株価推移
引用元:SBI証券
株価 | 53.01ドル |
配当利回り (予想) |
7.74% |
こちらは直近の株価から過去10年間を表したMOの株価チャートの推移になります。
グラフを見ると2017年の75ドル付近から減少傾向にあり、現在は50ドル付近の株価となっています。
長期保有で株価上昇は期待出来そうにないね・・・
パイセン
アルトリアグループへの投資目的は配当(インカム)狙いが良いです!
2.1.フィリップモリス(PM)との株価比較
MO(青) | PM(黄) | |
---|---|---|
株価 | 53.37ドル | 122.41ドル |
配当利回り | 7.67% | 4.24% |
増配年数 | 55年 | 55年 |
トータルリターン | +22.02% | 69.80% |
こちらはアルトリアグループ(MO)の競合他社であるフィリップモリス(PM)の5年チャートと比較したものになります。
アルトリアグループはフィリップモリスに比べて株価やパフォーマンスは劣るものの、配当利回りは高いです。
パイセン
フィリップモリスはアルトリアグループからスピンオフで作られた会社なので両者共に増配年数は一緒です!
3.アルトリアグループ(MO)の株価指標
- EPS(企業の成長性を図る指標)
- PER(株価から割安度を図る指標)
- BPS(企業の財務安定性を図る指標)
- PBR(純資産から割安度を図る指標)
- ROE(企業が自己資本に対してどれだけの当期純利益を上げているのかを表す指標)
- ROA(総資産に対してどれだけの当期純利益を上げているのかの指標)
パイセン
今から6つの株価指標について解説していきます!
3.1.1株あたり収益(EPS)推移
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
2.06ドル | 2.26ドル | 2.56ドル | 2.67ドル | 7.28ドル | 5.31ドル | 3.68ドル | -0.70ドル | 2.40ドル | 1.34ドル | 3.19ドル | 4.57ドル |
参照データ
From 8-K 調整後希薄化EPS(2012年〜2023年)
こちらは2012年〜2023年過去12年間のEPS推移グラフになります。
グラフを見ると2019年には-0.70ドルまで減少しているものの、2023年には4.57ドルまで回復しています。
何で2019年は赤字を計上しているの?
それは2018年に128億ドルで電子タバコメーカー「ジュール・ラブズ」の株式を35%取得しており、その影響が出ています!
2019年に米国内でのフレーバー付き電子タバコの販売が禁止されたが、2024年6月に販売禁止が撤回された為、今後に注視していきましょう。
3.2.PER推移
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
15.26倍 | 16.99倍 | 19.77倍 | 21.83倍 | 8.86倍 | 13.26倍 | 13.34倍 | -71.74倍 | 17.08倍 | 37.14倍 | 14.33倍 | 8.79倍 |
こちらは2012年〜2023年過去12年間のPER推移グラフになります。
グラフを見ると2023年は8.79倍と2016年と同水準である事が分かります。
PERは割安水準なの?
過去平均PERが16.97倍であることを踏まえると8.79倍は割安水準であると言うことが分かります!
10年の最大値 | 37.14倍 |
10年の最低値 | 8.79倍 |
10年の平均値 | 16.97倍 |
割高基準 | 17倍以上 |
割安基準 | 17倍以下 |
2024年8月時点のPERは9.14倍である為、割安水準である事が分かります。
過去10年のデータを見るとアルトリアグループの株価は割安であることがわかります。
3.3.1株あたり純資産(BPS)推移
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
1.54ドル | 2.04ドル | 1.51ドル | 1.45ドル | 6.52ドル | 7.93ドル | 7.88ドル | 3.4ドル | 1.57ドル | -0.88ドル | -2.22ドル | -2.01ドル |
参照データ
From10-K/From10-Qより純資産と発行済株式総数(2012年〜2023年)
こちらはFrom10-K/From10-Qにある純資産と発行済株式総数を計算して算出したBPSの推移グラフと表になります。
2016年に増加したBPSは2018年から減少しているね・・・
2016年にBPSが増加したのはアルトリアグループが筆頭株主のベルギーのビール製造世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)が英国の同業大手SABミラーの買収を行った為です。
逆に2019年にBPSが減少したのはJUULの投資で発生した減損費用を計上した為です。
パイセン
しかし、BPSが減少したからと言って株価が急激に下落した訳でも無いのでやはり調整後希薄化EPSを重要視したほうが良いです!
3.4.PBR推移
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
20.42倍 | 18.82倍 | 33.51倍 | 40.20倍 | 9.89倍 | 8.88倍 | 6.23倍 | 14.77倍 | 26.11倍 | -56.56倍 | -20.59倍 | -19.99倍 |
こちらは2012年〜2023年過去12年間のPBR推移グラフになります。
グラフを見ると2021年からマイナスで推移しており、PBRの観点からは割安度を図ることは難しそうです。
ジュールの減損が響いてるね・・・
先述しましたが、2024年6月に販売禁止が撤回されて審査状態に戻った為、今後に注目です!
3.5.ROE推移
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
131.86% | 110.13% | 168.44% | 182.42% | 111.45% | 66.46% | 47.08% | -20.54% | 152.72% | -154.11% | -146.93% | -229.66% |
こちらは過去10年間の純利益と純資産から算出したROEの推移グラフになるのですが、2020年にプラ転したものの、その後はマイナスに転じています。
ROEが減少してると言うことは自己資本に対して純利益が減っているんだね・・・
パイセン
JUULへの投資やタバコへの逆風の影響が大きいですね。
3.6.ROA推移
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
11.8% | 13.0% | 14.7% | 16.1% | 31.0% | 23.7% | 12.6% | -2.6% | 9.4% | 6.3% | 15.6% | 21.1% |
こちらは過去10年間の純利益と総資産から算出したROAの推移グラフになります。
グラフを見ると2019年にマイナスへ転じたものの、2020年にはプラスに転じています。
総資産に対しての純利益は回復傾向だね!
パイセン
ROAが2016年の31%まで回復するのかが今後注視する点ですね!
4.アルトリアグループ(MO)の業績推移
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | |
2012年 | 24,618 | 7,253 | 6,477 | 4,180 |
2013年 | 24,466 | 8,084 | 6,942 | 4,535 |
2014年 | 24,522 | 7,620 | 7,774 | 5,070 |
2015年 | 25,434 | 8.361 | 8,078 | 5,241 |
2016年 | 25,744 | 8,762 | 21,852 | 14,236 |
2017年 | 25,576 | 9,556 | 9,828 | 10,222 |
2018年 | 25,364 | 9,115 | 9,341 | 6,963 |
2019年 | 25,110 | 10,326 | 766 | -1,298 |
2020年 | 26,153 | 10,873 | 6,890 | 4,467 |
2021年 | 26,013 | 11,560 | 3,824 | 2,475 |
2022年 | 25,096 | 11,919 | 7,389 | 5,764 |
2023年 | 24,483 | 11,547 | 10,928 | 8,130 |
こちらはアルトリアグループ(MO)過去12年の企業業績の推移グラフと表になります。
グラフを見ると2016年はアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)の株式を売却で純利益が増加しており、2019年はJUULの株式取得による減損費用の為、赤字を計上しています。
もう少し詳しく知りたいな!
パイセン
今から「売上高」「営業利益」
「経常利益」「純利益」の4つ
について個別に解説していきます!
4.1.売上高の推移
こちらは先程のグラフから「売上高」のみを抜粋したグラフになります。
過去12年間の推移を見てみると2016年〜2019年にかけて右肩下がりだった売上高が2020年には増加しています。
パイセン
売上高が増えるってことは企業の稼ぐ
力が増えているということです!
しかし、2020年からは再び減少傾向になっており、今後も減少しないか注視する必要があります。
4.2.営業利益の推移
こちらは先程のグラフから「営業利益」のみを抜粋したグラフになります。
過去10年間の推移を見てみると右肩上がりで増加していることがわかります。
パイセン
営業利益が増加していると言うことは
本業のたばこやワインの売り上げ金額
が増加していると言うことです!
4.3.経常利益の推移
こちらは先程のグラフから「経常利益」のみを抜粋したグラフになります。
経常利益を見ると2016年から減少傾向にあることがわかります。
パイセン
営業外利益には家賃収入や配当・利息などが含まれますが、JUULの投資などが減少の要因となっています。
4.4.純利益の推移
こちらは先程のグラフから「純利益」のみを抜粋したグラフになります。
純利益も経常利益同様に2016年以降から減少傾向にあります。
パイセン
調整後希薄化EPSは増加していたけど
純利益が減少しているのは要注意だね!
今後、純利益が増加するか減少するか注視していきましょう。
5.アルトリアグループ(MO)の配当について
次にアルトリアグループ(MO)の配当についてですが、以下の3項目について解説していきます。
- 配当金の推移
- 連続増配年数・配当の権利落ち&支払い月
- 配当利回りの推移
- 配当性向の推移
5.1.配当金の推移
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年 | |
配当金の 実績(ドル) |
1.7 | 1.8 | 2.0 | 2.2 | 2.4 | 2.5 | 3.0 | 3.3 | 3.4 | 3.5 | 3.7 | 3.8 | 4.0 |
こちらは過去10年の配当金支払い実績になるのですが、毎年増配し続けていることがわかります。
ホントだ!
毎年少しづつ増配しているね!
パイセン
高配当株に長期投資する方は増配も大事ですが、減配しないと言うことも大事です!
5.2.連続増配年数・配当の権利落ち&支払い月
連続増配年数 | 55年 |
配当権利落ち月 | 3月/6月/9月/12月 |
配当支払い月 | 1月/4月/7月/10月 |
アルトリアグループの連続増配年数は55年、配当の支払いは年4回です。
5.3.配当利回りの推移
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
配当 利回り |
5.41% | 4.69% | 3.95% | 3.77% | 3.72% | 3.55% | 6.11% | 6.57% | 8.29% | 7.03% | 8.09% | 9.46% |
こちらは配当金と株価から算出した過去12年の配当利回り推移グラフと表になります。
連続増配と株価下落の相乗効果で配当利回りは右肩上がりで推移しています。
10〜20年で減配しないなら今後とも買っていきたいね!
日付 | 最新の配当利回り |
---|---|
2024/8/27 | 7.74% |
5.4.配当性向の推移
2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
配当 性向 |
82.5% | 79.6% | 78.1% | 82.4% | 33.0% | 47.1% | 81.5% | -471.4% | 141.7% | 261.2% | 116.0% | 83.2% |
こちらは先ほどの配当金とEPSから算出された過去12年の配当性向推移グラフと表になります。
グラフを見ると概ね80%手前を推移していることがわかります。
配当性向80%って高い?
パイセン
一般的に見れば高いですがアルトリアグループは配当性向80%の配当金を支払うと謳っている為、企業の狙い通りの水準と言うことになります!
2023年の配当性向は83.2%と正常値に戻っていることが分かります。
6.アルトリアグループ(MO)は買うべき?
私はアルトリアグループ(MO)を買っても良いと思っています。(私自身も保有している)
理由は以下の3つ
しかし、投資する際は今後以下の点に気をつけておかなければなりません。
パイセン
参入障壁が高いことや事業ポートフォリオの多角化が進んでいることなどを踏まえると投資する価値はあります!
こちらはあくまでも一個人の感想である為、投資判断は最終的に自己判断でお願いします。
7.まとめ
今回は米国のアルトリアグループ(MO)について徹底解説しました。
この記事ではアルトリアグループ(MO)について様々な情報をまとめていますので、有効活用していただき、個人で投資判断が出来るようになりましょう。
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