- アルトリアグループの事業内容
- 株価は「割安」?「割高」?
- 企業業績は「好調」?「不調」?
- アルトリアグループは買うべきか?

パイセン
今回は米国株のアルトリアグループ(MO)について
徹底解説していきます。
- アルトリアグループ(MO)とは世界最大のたばこ製造・販売企業
- 過去10年のデータを見るとPERは割安
- 調整後希薄化EPSは右肩上がりで成長
- 純利益は右肩下がりだか、営業利益は右肩上がり
- 53年連続増配しており、長期かつ安定した配当を受け取りたい方におすすめ!
「これからアルトリアグループに投資してみたい」方や「米国株の高配当株を探している」方は必見の内容となっていますので、是非最後まで読んでみてください。
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1.アルトリアグループ(MO)とは

アルトリアグループとは
「マールボロ」、「パーラメント」、「バージニアスリム」などのたばこを製造している
世界最大のたばこ製造・販売メーカーです。
名称 | アルトリアグループ |
ティッカーシンボル | MO |
株価 | 46.45 |
配当利回り | 8.29% |
セクター | 生活必需品 |
事業内容 | たばこ・ワイン製造 |
世界最大のタバコ製造メーカー
なんだね!

でも、近年はタバコの値上げや
禁煙推進で将来性が暗いよね・・
投資しても大丈夫??


パイセン
今から過去のデータを含む業績・株価指標の推移について徹底解説して投資しても大丈夫なのか?についてお話ししていきます!
2.アルトリアグループ(MO)の株価推移

青:アルトリアグループ
出所:Google Finance
こちらはS&P500とアルトリアグループの5年
チャートになります。
株価 | 損益 | |
S&P500 | 3821.62 | 42.94% |
アルトリアグループ | 46.44 | -34.97% |
チャートや表を見ると株価はS&P500を大きく
アンダーパフォームしていることがわかります。
長期保有で株価上昇は期待
出来そうにないね・・・


パイセン
アルトリアグループへの投資目的は
配当(インカム)狙いが良いです!
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2.1.フィリップモリス(PM)との株価比較

PM(青) | MO(赤) | |
---|---|---|
株価 | 98.69ドル | 46.99ドル |
配当利回り | 5.15% | 8.00% |
増配年数 | 53年 | 53年 |
トータルリターン | +20.54% | -16.48% |
こちらはアルトリアグループ(MO)の競合他社であるフィリップモリス(PM)の5年チャートと比較したものになります。
アルトリアグループはフィリップモリスに比べて株価やパフォーマンスは劣るものの、配当利回りは高いです。

パイセン
フィリップモリスはアルトリアグループからスピンオフで作られた会社なので両者共に増配年数は一緒です!
3.アルトリアグループ(MO)の株価指標
- EPS(企業の成長性を図る指標)
- PER(株価から割安度を図る指標)
- BPS(企業の財務安定性を図る指標)
- PBR(純資産から割安度を図る指標)
- ROE(企業が自己資本に対してどれだけの当期純利益を上げているのかを表す指標)
- ROA(総資産に対してどれだけの当期純利益を上げているのかの指標)

パイセン
今から4つの株価指標について
解説していきます!
3.1.1株あたり収益(EPS)推移

2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
2.21ドル | 2.38ドル | 2.57ドル | 2.80ドル | 3.03ドル | 3.39ドル | 3.99ドル | 4.22ドル | 4.36ドル | 4.61ドル | 4.84ドル |
参照データ
From 8-K 調整後希薄化EPS(2012年〜2021年)
これは臨時異常な損益を控除した一株当たりの
税引後利益(調整後希薄化EPS)のグラフと表に
なります。

パイセン
タバコの値上げやコストダウンに
よってEPSは右肩上がりで成長して
います!
調整後希薄化EPS | 4.84ドル |
2022年通期 | 4.84ドル |
前年同月比成長率 | – |
2022年通期調整希薄化利益(EPS)は4.84ドルとなりました。
次は調整後希薄化EPSからPER推移を算出
していきます。
3.2.PER推移

2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
14.72倍 | 15.84倍 | 19.67倍 | 20.78倍 | 22.31倍 | 21.06倍 | 12.25倍 | 11.88倍 | 9.56倍 | 10.13倍 | 9.44倍 |
PER(倍)=株価÷1株あたり利益(EPS)
こちらは先程の調整後希薄化EPSを元に算出したPER実績の推移グラフになるのですが、減少傾向にあることがわかります。
2018年から減少傾向にあるね
なんでだろう?


パイセン
2018年から米FDA(食品医薬品局)が
メンソールタバコへの規制を強化し
始めたことが株価下落のスタートと
なりました。
過去10年のデータを見るとアルトリアグループの株価は割安であることがわかります。
3.3.1株あたり純資産(BPS)推移

2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
1.54ドル | 2.04ドル | 1.51ドル | 1.45ドル | 6.52ドル | 7.93ドル | 7.88ドル | 3.4ドル | 1.57ドル | -0.88ドル | -2.22ドル |
参照データ
From10-K/From10-Qより純資産と発行済株式総数(2012年〜2021年)
BPS(円)=純資産÷発行済株式総数
こちらはFrom10-K/From10-Qにある純資産と
発行済株式総数を計算して算出したBPSの推移
グラフと表になります。
2016年に増加したBPSは
2019年から減少しているね
・・・

2016年にBPSが増加したのはアルトリアグループが筆頭株主のベルギーのビール製造世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)が英国の同業大手SABミラーの買収を行った為です。
逆に2019年にBPSが減少したのはJUULの投資で発生した減損費用を計上した為です。

パイセン
しかし、BPSが減少したからと言って株価が急激に下落した訳でも無いのでやはり調整後希薄化EPSを重要視したほうが良いです!
3.4.PBR推移

2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
21.12倍 | 18.48倍 | 33.48倍 | 40.13倍 | 10.37倍 | 9.0倍 | 6.2倍 | 14.75倍 | 26.55倍 | -53.07倍 | -20.59倍 |
PBR(倍)=株価÷1株あたり純資産(BPS)
こちらは先程のBPSを元に算出したPBR実績の推移グラフになるのですが、2021年にBPSが減少すると共にPBRも減少しています。
PBRは純資産から割安度を図る指標となっていますがPBRが大幅に減少しているにも関わらず株価が下落していないところを見るとPBRから割安度を図ることは難しいです。
3.5.ROE推移

2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
1.32% | 1.10% | 1.68% | 1.82% | 1.11% | 0.66% | 0.47% | -0.21% | 1.53% | -1.54% | -1.47% |
ROE(%)=純利益÷純資産
こちらは過去10年間の純利益と純資産から算出したROEの推移グラフになるのですが、2020年にプラ転したものの、その後はマイナスに転じています。
ROEが減少してると言うことは自己資本に対して純利益が減っているんだね・・・


パイセン
JUULへの投資やタバコへの逆風の影響が大きいですね。
3.6.ROA推移

2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 |
11.8% | 13.0% | 14.7% | 16.1% | 31.0% | 23.7% | 12.6% | -2.6% | 9.4% | 6.3% | 15.6% |
ROE(%)=純利益÷総資産
こちらは過去10年間の純利益と総資産から算出したROAの推移グラフになるのですが、2020年にプラスに転じています。
総資産に対しての純利益は回復傾向だね!


パイセン
ROAが2016年の31%まで回復するのかが今後注視する点ですね!
- 最重要指標である調整後希薄化EPSは
右肩上がりで増加 - BPSはJUULへの投資で減損費用を計上
した為、大幅下落 - PERは過去10年で最も低い水準を推移
- PBRは大幅下落したものの、株価に
相関は無く、割安度を図るには難しい - ROEは過去10年で最も低い値
- ROAは回復傾向だか、2016年並みには程遠い
4.アルトリアグループ(MO)の業績推移

売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | |
2012年 | 24,618 | 7,253 | 6,477 | 4,180 |
2013年 | 24,466 | 8,084 | 6,942 | 4,535 |
2014年 | 24,522 | 7,620 | 7,774 | 5,070 |
2015年 | 25,434 | 8.361 | 8,078 | 5,241 |
2016年 | 25,744 | 8,762 | 21,852 | 14,236 |
2017年 | 25,576 | 9,556 | 9,828 | 10,222 |
2018年 | 25,364 | 9,115 | 9,341 | 6,963 |
2019年 | 25,110 | 10,326 | 766 | -1,298 |
2020年 | 26,153 | 10,873 | 6,890 | 4,467 |
2021年 | 26,013 | 11,560 | 3,824 | 2,475 |
2022年 | 25,096 | 11,919 | 7,389 | 5,764 |
こちらはアルトリアグループ(MO)過去10年の
企業業績の推移グラフと表になります。

パイセン
今から「売上高」「営業利益」
「経常利益」「純利益」の4つ
について個別に解説していきます!
4.1.売上高の推移

こちらは先程のグラフから「売上高」のみを抜粋
したグラフになります。
過去10年間の推移を見てみると2016年〜2019年
にかけて右肩下がりだった売上高が2020年には
増加しています。
企業がサービスや商品を提供することにより稼いだ、売上金額の総額のこと

パイセン
売上高が増えるってことは企業の稼ぐ
力が増えているということです!
4.2.営業利益の推移

こちらは先程のグラフから「営業利益」のみを抜粋したグラフになります。
過去10年間の推移を見てみると右肩上がりで増加していることがわかります。
売上高から「売上原価」と「コスト(販売費及び一般管理費)」を除いたもの

パイセン
営業利益が増加していると言うことは
本業のたばこやワインの売り上げ金額
が増加していると言うことです!
4.3.経常利益の推移

こちらは先程のグラフから「経常利益」のみを抜粋したグラフになります。
経常利益を見ると2016年から減少傾向にあることがわかります。
企業が事業全体で経常的に得た利益を表し本業で稼いだ利益である営業利益とそれ以外の業務で得た利益(営業外利益)を足したもの

パイセン
営業外利益には家賃収入や配当・利息などが含まれますが、JUULの投資などが減少の要因となっています。
4.4.純利益の推移

こちらは先程のグラフから「純利益」のみを抜粋したグラフになります。
純利益も経常利益同様に2016年以降から減少傾向にあります。
売上から税金や経費など掛かった費用を全て引いた、企業が最終的に稼いだ利益

パイセン
調整後希薄化EPSは増加していたけど
純利益が減少しているのは要注意だね!
今後、純利益が増加するか減少するか注視していきましょう。
- 売上高は2019年から増加傾向
- 営業利益は右肩上がりで推移
- 経常利益・純利益は右肩下がり
- 今後は純利益が増加するか減少するか注視
5.アルトリアグループ(MO)の配当について
次にアルトリアグループ(MO)の配当についてですが、以下の3項目について解説していきます。
- 配当金の推移
- 連続増配年数・配当の権利落ち
&支払い月 - 配当利回りの推移
- 配当性向の推移
5.1.配当金の推移

2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |
配当金の 実績(ドル) | 1.8 | 2.0 | 2.2 | 2.4 | 2.5 | 3.0 | 3.3 | 3.4 | 3.5 | 3.7 |
こちらは過去10年の配当金支払い実績になるのですが、毎年増配し続けていることがわかります。
ホントだ!
毎年少しづつ増配しているね!


パイセン
高配当株に長期投資する方は
増配も大事ですが、減配しない
と言うことも大事です!
5.2.連続増配年数・配当の権利落ち&支払い月
連続増配年数 | 53年 |
配当権利落ち月 | 3月/6月/9月/12月 |
配当支払い月 | 1月/4月/7月/10月 |
アルトリアグループの連続増配年数は53年、配当の支払いは年4回です。
5.3.配当利回りの推移

2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |
配当利回り | 6.79% | 6.31% | 5.08% | 4.81% | 4.48% | 4.75% | 8.16% | 8.42% | 10.46% | 9.87% | 10.59% |
配当利回り(%)
=1株あたり年間配当金÷株価×100
こちらは配当金と株価から算出した過去10年の
配当利回り推移グラフと表になります。
連続増配と株価下落の相乗効果で配当利回りは
右肩上がりで推移しています。
10〜20年で減配しないなら
今後とも買っていきたいね!

日付 | 最新の配当利回り |
---|---|
2023/4/24 | 8.15% |
5.4.配当性向の推移

2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | |
配当性向 | 76.9% | 75.6% | 77.8% | 78.6% | 79.2% | 73.7% | 75.2% | 78.2% | 78.0% | 75.9% | 76.4% |
配当性向(%)
- =配当金支払総額÷当期純利益×100
- =1株あたり配当金÷1株あたり利益
(EPS)×100
こちらは先ほどの配当金と調整後希薄化EPSから算出された過去10年の配当性向推移グラフと表になります。
グラフを見ると概ね80%手前を推移していることがわかります。
配当性向80%って高い?


パイセン
一般的に見れば高いですがアルトリア
グループは配当性向80%の配当金を
支払うと謳っている為、企業の狙い
通りの水準と言うことになります!
6.アルトリアグループ(MO)は買うべき?
私はアルトリアグループ(MO)を買っても良いと思っています。(私自身も保有している)
理由は以下の3つ
- タバコ事業の参入障壁が高い
- 53年連続増配している
- 調整後希薄化EPSは右肩上がり
しかし、投資する際は今後以下の点に気をつけておかなければなりません。
- たばこ事業はますます厳しくなっていく
- 純利益が右肩下がり

パイセン
参入障壁が高いことや事業ポートフォリオの多角化が進んでいることなどを踏まえると投資する価値はあります!
こちらはあくまでも一個人の感想である為、投資判断は最終的に自己判断でお願いします。
7.まとめ
今回は米国のアルトリアグループ(MO)について
徹底解説しました。
- アルトリアグループ(MO)とは世界最大のたばこ製造・販売企業
- 過去10年のデータを見るとPERは割安
- 調整後希薄化EPSは右肩上がりで成長
- 純利益は右肩下がりだか、営業利益は右肩上がり
- 53年連続増配しており、長期かつ安定した配当を受け取りたい方におすすめ!
この記事ではアルトリアグループ(MO)について様々な情報をまとめていますので、有効活用していただき、個人で投資判断が出来るようになりましょう。
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