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こんにちは!うさぎパイセンです🐰
今回は【配当利回り3.82%!】の高配当株「武田薬品」について解説していこうと思います。
結論から言うと現在の「武田薬品」は全力で買い増すほどでは無いが、ドル・コスト平均法で買い増していくです!
なぜ、全力買い増すほどでは無いが毎月定額で買い増していくのか?
武田薬品に投資するメリット・デメリットを踏まえ解説していこうと思いますので、是非最後まで読んでください!
・武田薬品の企業分析が見れる
・日本の高配当株を探せる
この記事一つ読んでいただくだけで上記のメリットがあります!
日本株を購入するのであれば、【LINE証券】or【SBIネオモバイル証券】がおすすめです!
LINE証券過去にLINE証券のメリット・デメリットについて解説していますので、そちらも是非読んでみてください!
1.武田薬品の概要
「武田薬品」は国内最大の製薬会社ということを知っていましたか?
名前は誰もが聞いたことがある会社だと思います。
現在は売却されましたが、「アリナミン」や「ベンザ」など有名な大衆薬品ブランドを保有していました!
また、「武田薬品」は日経平均株価やTOPIX Core30の構成銘柄でもあり、日本を代表する企業の一つとなっています❗️
ここで武田薬品の概要について見ていきましょう!
資本金:1兆6681億円
時価総額:5.95兆円
株価:3,767円(5月28日時点)
配当利回り(税引前):4.72%(5月28日時点)
配当利回り(税引後):3.82% (5月28日時点)
武田薬品の時価総額は5.95兆円と日本の時価総額ランキング19位とTOP30以内に入っています!
税引後の配当利回りが「3.82%」
あるから高配当株に分類されるね😊
国内大手の製薬会社だから
倒産のリスクも低いね✨
次に株価指標を見ていきましょう!
2.武田薬品の株価指数
武田薬品の株価指数は以下のようになっています。
株価指数 | 5月28日時点 |
PER | 23.56倍 |
PBR | 1.14倍 |
PSR | 9.77倍 |
EPS | 240.72円 |
BPS | 3308.93円 |
PER・PBR共に割安な水準では
無いね😅
基本的にPERは15倍、PBRは1倍以下が割安な水準とされています!
それではまず初めにPER・PBRを詳しく見ていきましょう!
PERとPBR
まずは武田薬品のPER・PBRと日経平均株価のPER・PBRを比較していきます。
その前にPERとPBRについて軽くおさらいしておきます。
PBR(株価純資産倍率)・・・1株当たりの純資産に何倍値段が付けられているかを見る指標
基本的なPERの割安基準・・・15倍以下
基本的なPBRの割安基準・・・1倍以下
それでは早速比較していきましょう!
株価指数 | 武田薬品 | 日経平均株価 |
PER | 23.56倍 | 13.95倍 |
PBR | 1.14倍 | 1.22倍 |
PSR | 9.77倍 | ー |
EPS | 240.72円 | 2,068.82円 |
BPS | 3308.93円 | 23,655.80円 |
現在の武田薬品のPERは23.56倍と日経平均株価のPER13.95倍より割高感が伺えます。
このことから全力買いはあまり推奨できません。
また、PBRは日経平均株価よりも低いですが、依然PBR1倍を超えていることを見るとやはり全力で買い向かっていくことはおすすめできません。
EPSとBPS
次はEPS・BPSを詳しく見ていきましょう!
ここでもEPS・BPSについて軽くおさらいをしておきましょう!
BPS(一株当たり純資産)・・・財務分析で企業の成長性を分析するの指標の一つであり、1株に対して会社の純資産がいくらあるかを表す指標
どちらも財務分析に使われる指標となっています。
それではEPS・BPSを見ていきましょう!
まずはEPSですが、2018年の239.35円以降最高値の240.72円を記録しました!
これは一見良さそうに見えますが、これは大衆薬事業の売却による利益です。
武田薬品は2019年1月にアイルランド製薬大手・シャイアーの買収しましたがその後、買収前は6911億円だった純有利子負債は、買収後の19年3月末には5兆円超にまで膨張しました。
その負債を縮小させるために注力領域から外れている医薬品などの非中核資産を売却することで負債の圧迫を縮小していました。
非中核資産の総仕上げが武田コンシューマーヘルスケア(大衆薬事業)の売却でした。
なので来年はその反動でEPSが減少する可能性が極めて高いので今後1〜2年は注意深く観察する必要がありそうです!
次にBPSですが、昨年の3032.22円から3305.83円と273.61円の上昇です。
BPSは値が大きいほど1株あたりに対して純資産が多いことを表しているので、増加しているということは財務の安定性が高まっています。
3.武田薬品の財務状況
まず、武田薬品の格付けを見ていきましょう!
こちらは2019年時点の格付けですが、注目して欲しいところはS&Pの格付けとなります。
S&Pについて学びたい方は下記の動画がおすすめです!
この動画のサムネイルにもなっている通り、現在の最強指数はS&P500だと思います。
その最強の指数を出しているS&Pが武田薬品の格付けはBBB +と格付けています。
では、BBB +とは格付けの中でどのくらいの評価だと思いますか?
答えは下の表を見るとわかります。
格付けの中でも上・中・下に分かれており、上は+で表記され、下は−で表記されています。
これを踏まえると武田薬品の格付けはBBBの上ということになります。
BBBの説明として「返済能力は適切。環境や経済の悪化をより受けやすい。」となっています。
シャイアーの買収によって負債が膨らんでもBBB +の評価とはさすが、製薬大手の武田薬品ですね✨
さらに6月1日に朗報がありました!
その記事を見てください❗️
S&Pが武田薬品の格付けをBBB+からA−2にしたことがわかりました。
ネガティブ→安定的になったこともあり、去年よりも財務の安定性が高まったことがわかります。
これなら安心して投資出来そうですね✨
4.武田薬品の配当金推移
次に配当金の推移を確認していきましょう!
配当金は長期投資をする上で非常に重要となってきます。
仮に減配が続くようであればリターンの最大化を図ることができません。
まず初めに武田薬品5年間の配当金実績を見ていきましょう!
配当金実績
武田薬品は10年以上も年間配当金180円を維持している高配当株として有名です。
また過去10年の配当利回りは以下のように推移しています。
配当利回り
過去10年間で一番低い配当利回りで2.96%と長期に渡り配当金を維持していることがわかります。
でも、こんなに配当金出し続けて大丈夫なの??
それでは配当性向を見ていきましょう!
配当性向
2020年の配当性向が638.73%となっていますが、これはコロナの影響とシャイアーの買収の影響が重なったためです。
それでも配当金を維持する武田薬品はすごいですね。
今では利益も回復傾向にあるため、配当性向も下がってきました。
配当性向が高いと何か悪いの??
ここで配当性向について触れておきましょう!
一般的に配当性向は以下方法で求めることができます。
配当性向 = 1株あたりの配当金額 ÷ 1株あたりの当期純利益 x 100
つまり、配当金額が大きいかつ純利益が少ないと配当性向は高くなります。
配当性向が100%を超えた状態が続くと利益が出ていないのに配当金を出している状態なのでいずれは減配もしくは無配になる可能性が高くなります❗️
また、債務不履行(デフォルト)に陥る可能性もあるので配当性向は高すぎていないか1年に一回は確認しておいた方が良いです。
武田薬品は今後2〜3年は注意深く観察する必要がありそうです。
次は武田薬品に投資するメリット・デメリットについて解説していこう思います。
ネット証券ならネクシィーズトレードへ5.武田薬品へ投資するメリット・デメリット
まず初めに武田薬品へ投資するメリットとして以下の2つが挙げられます。
▶️配当利回りが高く、長期投資に向いている
▶️景気に左右されにくい(ディフェンシブ株である)
この2つのメリットについて順番に解説していこうと思います!
メリット1:配当利回りが高く、長期投資に向いている
まず一つ目のメリットですが、配当利回りが高く、長期投資に向いている点です。
配当利回りが高い株、つまり高配当株の最大のメリットは長期で運用することで資産の最大化を図れることです!
その資産の最大化の方法は、配当金を再投資することです!そうすることによって10〜20年の長期で見た時に右肩上がりに資産を増やすことができます❗️
ただし、配当金を再投資するのは個人の自由なので配当の一部は娯楽に使うなど楽しみながら資産を運用していきましょう😊
メリット2:景気に左右されにくい(ディフェンシブ株である)
次に二つ目のメリットですが、それは景気に左右されにくい、つまりディフェンシブ株である点です。
ディフェンシブ株とは、景気動向に業績が左右されにくい銘柄のことを指します。
生活必需品である食品や医薬品、社会インフラである電力・ガス、鉄道、通信などの企業が代表的な銘柄で、武田薬品も「医薬品」の業種にあたるので、ディフェンシブ株に該当します。
去年のようなコロナショックは除きますが、基本的には景気動向に左右されないので株価が安定しています。
また、コロナの影響で健康意識が高まり、全体的に病気や怪我をしなくなったことで医薬品類など業績が低迷しつつあります。
しかし、経済回復に伴い業績が回復することが予想されている為、今が絶好の買い場だと私は思っています。
次はデメリットについて話していくよ〜
次に武田薬品のデメリットですが、主に以下の2つが挙げられます。
▶️EPSの増減が激しく、成長性が不安
▶️ここ4〜5年の配当性向が高い傾向があるため、減配のリスクがある
それではこの2つのデメリットについて解説していこうと思います!
デメリット1:EPSの増減が激しく、成長性が不安
先程のEPSを確認していただくとわかりますが、武田薬品のEPSは2018年を起点に減少傾向にあることがわかります。
これもシャイアーの買収による影響なんですが、2021年は大衆薬品事業の売却によって大幅な増加となりました!
しかし、これも一時的なものと思われるのでここ2〜3年は注意深く観察していきましょう❗️
デメリット2:ここ4〜5年の配当性向が高い傾向があるため、減配のリスクがある
二つ目は配当性向が高い傾向にあるため、減配のリスクがあることです。
配当性向が高い=利益が無いのに配当金を出しているということになるのでこのまま続くと日本たばこ産業(JT)のように減配の可能性が高くなります❗️
今年は75.36%まで下がっているのでこのまま維持または低減すれば純利益が回復していることを意味するので減配のリスクは低くなります。
メリットとデメリットをしっかりと理解して投資していきましょう❗️
LINE証券6.武田薬品は買いなのか?
最後に武田薬品は現在買いなのかということについて話していこうと思います。
私の個人的な考えは全力で買い増すほどでは無いけど、定期的に買い増す(毎月1株や100株など資金力に応じて)です❗️
なぜ、定期的に買い増すのか、それは未来は誰にもわからないからです。
株価というのは未来の情報などが織り込まれており、完全に予想することは困難だからです。なので、今は少しずつ買い増してEPSや配当性向の動向を見ながら売買を判断することが大事だと思います。
ここで言う最も重要なことは投資を他人任せにしないということです。
是非、このブログを通じて皆さんの投資リテラシーが上がればいいなと思っています!
皆さん一緒にこれからも学び続けていきましょう❗️
7.まとめ
今回は武田薬品の概要から株価指標の分析、投資するメリット・デメリットについて解説しました!
資産形成をするのであれば今身につけた知識は一生使える財産となるので是非毎日少しずつ学んでいきましょう☺️
その他の高配当株で「オリックス」や「KDDI」についても過去にまとめていますので、是非チェックしてみて下さい❗️
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