4.シティグループ(C)の株価指標
- EPS(企業の成長性を図る指標)
- PER(株価から割安度を図る指標)
- BPS(企業の財務安定性を図る指標)
- PBR(純資産から割安度を図る指標)
- ROE(企業が自己資本に対してどれだけの当期純利益を上げているのかを表す指標)
- ROA(総資産に対してどれだけの当期純利益を上げているのかの指標)
今から6つの株価指標について解説していきます!
4.1.EPSの推移
以下のデータから算出
EPS(一株あたり利益):Form10-Kより
こちらは2013年〜2022年過去10年間のEPS推移グラフになります。
グラフを見ると毎年増減を繰り返していることから純利益は安定していないことがわかります。
純利益が増減するってことは配当や株価に影響するよね・・・
直近5年の内、2020年を除くと6ドル以上であることから6ドル以上であれば減配リスクが低いことが分かります!
今後、通期のEPSが6ドルを下回らないか注視していきましょう。
4.2.PERの推移
以下のデータから算出
各年の年末株価:Yahoo Financeより
EPS:Form10-Kより
こちらは各年の年末株価とEPSから算出した2013年〜2022年過去10年間のPER推移グラフになります。
赤字を計上した2017年を除くと長期的には減少傾向にあり、2022年末時点のPERは6.46倍となっています。
2023年12月時点のPERは7.5倍だけど割安なの?
10年の最大値 | 24.74倍 |
10年の最低値 | 5.94倍 |
10年の平均値 | 11.24倍 |
割高基準 | 12倍以上 |
割安基準 | 10倍以下 |
過去10年間の平均PERは11.24倍であることから7.5倍は割安水準にあることが分かります!
4.3.BPSの推移
以下のデータから算出
純資産・発行株式総数:Form10-Kより
こちらは純資産と発行株式総数から算出した2013年〜2022年過去10年間のBPS推移グラフになります。
グラフを見るとBPSは増加傾向にあることがわかります。
BPSは何で増加しているの?
それはシティグループが自社株買いを毎年実施していた為です!
こちらは過去10年間の純資産と発行株式総数の推移グラフになります。
純資産は減少傾向にありますが、発行株式総数も減少していることがわかります。
つまり、自社株買いを行なって株式総数が減ったことがBPSの増加要因となっています。
グラフを見るとシティグループの純資産は増加していない為、2016年並みに回復していくのか注視する必要があります!
4.4.PBRの推移
以下のデータから算出
各年の株価:Yahoo Financeより
BPS(1株当たり純資産):Form10-Kより
こちらは各年の年末株価とBPSから算出した2013年〜2022年過去10年間のPBR推移グラフになります。
グラフを見るとPBRは1倍以下で推移していることがわかります。
PBRが1倍以下だと何か悪いの?
PBR1倍割れすると言うことは理論上は株式の価値よりも会社を解散して株主に分配される金額が高いとされている為、市場の期待値が低いと言うことが読み解けます!
2022年末時点のPBRは0.44倍と過去最低水準である為、期待値が低い分、割安に放置されていると言うことです。
4.5.ROEの推移
以下のデータから算出
純利益・純資産:Form10-Kより
こちらは2013年〜2022年過去10年間のROEの推移グラフになります。
グラフを見るとEPS同様の動きをしており、2022年は7.5%となっています。
ROE7.5%は高いの?
少し古いデータですが、2020年7月時点の米国平均ROEは11.9%だったことから7.5%は平均より低いことがわかります!
4.6.ROAの推移
以下のデータから算出
純利益・総資産:Form10-Kより
こちらは2013年〜2022年過去10年間のROAの推移グラフになります。
ROAもROE同様の動きをしており、2022年時点のROAは0.58%となっています。
ROA0.58%は高い方なの?
こちらも少し古いデータですが、2020年7月時点の米国平均ROEは6.2%だったことから0.58%は平均より低いことがわかります!
5.シティグループ(C)の企業業績
こちらはシティグループ(C)過去10年間の「営業収益」「営業利益」「純利益」を表したグラフになります。
グラフを見ると「営業収益」は概ね横ばいで推移しており、「純利益」は毎年増減していることがわかります。
2017年だけ赤字を計上しているけど何で?
それは投資銀行や株式・債券のトレーディング事業が不振だった為です!
2017年以降の業績は改善しており、2023年は3期連続で市場予想を上回っています。
4Q目も市場予想を上回るか注視していきたいです。
6.シティグループ(C)の将来性
シティグループの株価や配当は今後どうなっていくと思う?
個人的な見解は株価は依然として冴えない展開が続き、配当はEPS6ドル以上を維持できれば年間配当2ドル以上を維持できると思います!
米国では金利上昇が続いており、銀行の利ザヤで稼ぐビジネスモデルから金利上昇はプラス材料となります。
しかし、依然として株価は40ドル台と冴えない展開が続いており、株価が急騰する可能性は低いです。
一方、業績が回復していく中で配当は10年間で2ドル増配しており、直近4年間は2ドル以上を維持・増配しています。
また、直近4年間のうち、2020年を除くEPSは6ドル以上であることからEPSが6ドル以上であれば年間配当2ドル以上を維持できる公算が高いです。
PER・PBR・配当利回りから見ても割安で放置されている銘柄なので投資妙味は非常にあります!
これらはあくまで一個人の見解である為、投資の最終判断は自己責任で行いましょう。
7.まとめ
今回は米国の大手銀行持株会社「シティグループ(C)」について解説しました。
パイセン
以上、この記事が「シティグループ(C)」に投資する際の参考になれば嬉しいです!
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