4.ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)の株価指標
- EPS(企業の成長性を図る指標)
- PER(株価から割安度を図る指標)
- BPS(企業の財務安定性を図る指標)
- PBR(純資産から割安度を図る指標)
- ROE(企業が自己資本に対してどれだけの当期純利益を上げているのかを表す指標)
- ROA(総資産に対してどれだけの当期純利益を上げているのかの指標)
パイセン
今から6つの株価指標について解説していきます!
4.1.EPSの推移
以下のデータから算出
EPS(一株あたり利益):Form10-Kより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のEPS推移グラフになります。
グラフを見ると2020年は赤字を計上しているものの、その後は黒字に転じて2023年は過去最高水準を記録しています。
2024年のEPSはどうなると思う?
カルナ・セラピューティクスなどの買収の影響で1月〜3月期は-5.89と赤字を計上しており、通期EPSはマイナスで終わる可能性が高いです!
しかし、売上高が5%高の118億ドルだったことを見ると治療薬の売り上げは好調であることが分かります。
4.2.PERの推移
以下のデータから算出
各年の年末株価:Yahoo Financeより
EPS:Form10-Kより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のPER推移グラフになります。
グラフを見ると2017年は100倍を超えていましたが、2023年はは13.53倍とかなり低水準になったことが分かります。
2023年13.53倍は割安水準?
過去平均PERが20.36倍であることを踏まえると13.53倍は割安水準であると言うことが分かります!
10年の最大値 | 101.46倍 |
10年の最低値 | 13.53倍 |
10年の平均値 | 39.42倍 |
割高基準 | 39倍以上 |
割安基準 | 35倍以下 |
2024年8月時点のPERは赤字の為、算出出来ません。
4.3.BPSの推移
以下のデータから算出
純資産・発行株式総数:Form10-Kより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のBPS推移グラフになります。
グラフを見ると2019年には約22ドルまで増加したものの、2023年には約14ドルまで減少しています。
何でBPSは減少しているの?
それは純資産が減少しているためです!
2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
純資産 (米ドル) | 515.98 億 | 378.22 億 | 359.46 億 | 310.61 億 | 294.30 億 |
こちらは過去5年間の純資産を表した表になるのですが、2019年を起点に減少傾向にあることがわかります。
今後新薬の開発および買収によるシナジーなどで純利益が増加、そして純資産が回復するのかという所に注視していきましょう。
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4.4.PBRの推移
以下のデータから算出
各年の株価:Yahoo Financeより
BPS(1株当たり純資産):Form10-Kより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のPBR推移グラフになります。
グラフを見ると2017年から減少傾向にあり、2023年は3.59倍となっています。
何でPBRは減少しているの?
それは「純資産が減少」と「株価下落」の影響です!
10年の最大値 | 8.60倍 |
10年の最低値 | 2.79倍 |
10年の平均値 | 5.42倍 |
割高基準 | 5.4倍以上 |
割安基準 | 5.0倍以下 |
2024年8月時点のPBRは5.64倍であるため、割高水準であることがわかります。
4.5.ROEの推移
以下のデータから算出
純利益・純資産:Form10-Kより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のROE推移グラフになります。
グラフを見ると2023年のROEは26.53%と過去3番目に高い水準となっています。
26.53%ってことは自己資本を効率よく使って利益を出せているんだね!
しかし、同業他社のJNJは48.29%、ABBVは34.91%であることからそれらと比べると低いことがわかります!
4.6.ROAの推移
以下のデータから算出
純利益・総資産:Form10-Kより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のROA推移グラフになります。
グラフを見ると2023年のROAは8.36%とROE同様に過去3番目に高い水準です。
ROA8.36%は高い方なの?
同業他社のJNJは19.81%、ABBVは3.52%であることからだいたい真ん中ぐらいの値であることがわかります!
5.ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)の企業業績
こちらはブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)過去10年の「営業収益」・「営業利益」・「純利益」の推移グラフになります。
グラフを見ると「営業収益」は順調に増加していることがわかります。
また、買収費用により赤字を計上した2020年を除くと「営業利益・純利益」共に長期的には増加傾向にあることがわかります。
2024年の業績はどうなるのかな?
2024年は買収費用で赤字を計上する可能性が高いですが、プラス的な要因であるため、見通しは明るいと思っています!
6.ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)の将来性
2024年の業績は赤字を計上する可能性が高いですが、それは買収による費用の影響である為、買収した企業のシナジー効果が期待出来ます。
2028年に主力製品2薬品が特許切れになる為、BMYとしては2薬品に変わる新たな治療薬を買収した企業の新薬で補おうと考えている訳です。
買収が必ずしもいい方向に向かうとは限らない為、保有している方・今後投資を検討している方は今後の動向をより注視する必要があります。
なので、先程の2020年の赤字を計上しているのも買収による費用の影響であり、その後は「営業収益」・「営業利益」・「純利益」は右肩上がりで増加しています!
このことから今回の買収も今のところは見通しが明るいのではないかと思っています。
この記事はあくまでデータに基づいた一個人の見解である為、投資判断は最終的にご自身で行うようお願いします。
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7.まとめ
今回は米国の大手製薬会社「ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)」について解説しました。
パイセン
以上、この記事がブリストル・マイヤーズ・スクイブ(BMY)に投資する際の参考になれば嬉しいです!
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