4.クラフト・ハインツ(KHC)の株価指標
- EPS(企業の成長性を図る指標)
- PER(株価から割安度を図る指標)
- BPS(企業の財務安定性を図る指標)
- PBR(純資産から割安度を図る指標)
- ROE(企業が自己資本に対してどれだけの当期純利益を上げているのかを表す指標)
- ROA(総資産に対してどれだけの当期純利益を上げているのかの指標)
パイセン
今から6つの株価指標について解説していきます!
4.1.EPSの推移
以下のデータから算出
EPS(一株あたり利益):Form10-Kより
こちらは2015年〜2023年(予想)過去9年間のEPS推移グラフになります。
グラフを見ると2018年は-8.36ドルの赤字となっており、その後はプラ転して緩やかに増加しています。
EPSが悪化した理由は株価下落理由で言ってたね!
今後は消費者のニーズに合わせた商品を販売できるかが焦点となりそうです!
4.2.PERの推移
以下のデータから算出
各年の年末株価:Yahoo Financeより
EPS:Form10-Kより
こちらは2015年〜2023年(予想)過去9年間のPER推移グラフになります。
グラフを見ると2023年のPERは16.42倍と過去5年間の中では最も低い水準である事が分かります。
2023年の16.42倍は割安水準?
過去平均PERが20.36倍であることを踏まえると13.53倍は割安水準であると言うことが分かります!
10年の最大値 | 101.46倍 |
10年の最低値 | 13.53倍 |
10年の平均値 | 39.42倍 |
割高基準 | 39倍以上 |
割安基準 | 35倍以下 |
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4.3.BPSの推移
以下のデータから算出
純資産・発行株式総数:Form10-Kより
こちらは2015年〜2023年(予想)過去9年間のBPS推移グラフになります。
グラフを見ると2018年からは概ね40ドル台を横ばいで推移していることが分かります。
財務の安定性が高まっているとは言えないね・・・
純資産の増加も見られないことから増配の可能性が低い事が分かります!
今後、過度に減少すれば減配リスクもある為、引き続き注視して行きましょう。
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4.4.PBRの推移
以下のデータから算出
各年の株価:Yahoo Financeより
BPS(1株当たり純資産):Form10-Kより
こちらは2015年〜2023年(予想)過去9年間のPBR推移グラフになります。
グラフを見ると2023年のPBRは0.93倍と2021年と同水準である事が分かります。
2023年の0.93倍は割安水準?
過去平均PERが1.14倍であることを踏まえると0.93倍は割安水準であると言うことが分かります!
10年の最大値 | 1.85倍 |
10年の最低値 | 0.73倍 |
10年の平均値 | 1.14倍 |
割高基準 | 1.1倍以上 |
割安基準 | 1.0倍以下 |
2024年9月時点のPBRは0.89倍であることから現在も割安水準である事が分かります。
4.5.ROEの推移
以下のデータから算出
純利益・純資産:Form10-Kより
こちらは2014年〜2023年(予想)過去10年間のROE推移グラフになります。
グラフを見ると2018年は赤字を計上してマイナスですが、その後は回復傾向にあり、2023年は5.81%となっています。
ROEが5.81%は高い方なの?
米国の大手飲料メーカー「コカ・コーラ(KO)」の2023年ROEが42.82%だったことを踏まえるとかなり低いことが分かります!
また、少し古いデータになるのですが、2019年11月に経済産業省が公表した資料によると米国の平均ROEは18.4%であることから平均と比較しても低い事が分かります。
4.6.ROAの推移
以下のデータから算出
純利益・総資産:Form10-Kより
こちらは2014年〜2023年(予想)過去10年間のROA推移グラフになります。
グラフを見るとこちらもROEと同様の動きで推移しています。
ROEが低い方ってことはROAも低い方なの?
2019年11月時点の米国平均ROAが6.2%であることからROAも低い事が分かります!
5.クラフト・ハインツ(KHC)の企業業績
こちらはクラフト・ハインツ(KHC)過去10年の「営業収益」・「営業利益」・「純利益」の推移グラフになります。
グラフを見ると「営業収益」「営業利益」は2016年から横ばいで推移、「純利益」は2018年以降から回復傾向にあり、2023年は2016年と同水準である事が分かります。
ぱっと見はあんまりよくなさそうだね・・・
横ばいということは良い意味では「安定」、悪い意味では「成長性が無い」ということなのでしっかりとリスクを把握して投資して行きましょう!
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6.クラフト・ハインツ(KHC)に投資すべき?将来性について
結局の所、クラフト・ハインツ(KHC)に投資した方がいいの?
個人的な見解はポートフォリオの1〜10%の範囲であれば投資してもいいかなと思っています!
投資するメリットは以下の3つ!
- 安定した配当
- 高い配当利回り
- 生活必需品セクターであり、ディフェンシブ銘柄
一方、デメリットは以下の2つ!
- 企業の成長性が乏しい
- 資産等に余裕がなく、増配の可能性が低い
将来性に関しては爆発的な成長が見込めない分、安定性はある為、今後過度な業績悪化等がなければ引き続き安定した配当が見込めると思います。
この記事はあくまでデータに基づいた一個人の見解である為、投資判断は最終的にご自身で行うようお願いします。
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7.まとめ
今回は投資の神様「ウォーレン・バフェット」も保有してある米大手食品メーカー「クラフト・ハインツ(KHC)」について解説しました。
パイセン
以上、この記事がクラフト・ハインツ(KHC)に投資する際の参考になれば嬉しいです!
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