4.ヴァーレADR(VALE)の株価指標
- EPS(企業の成長性を図る指標)
- PER(株価から割安度を図る指標)
- BPS(企業の財務安定性を図る指標)
- PBR(純資産から割安度を図る指標)
- ROE(企業が自己資本に対してどれだけの当期純利益を上げているのかを表す指標)
- ROA(総資産に対してどれだけの当期純利益を上げているのかの指標)
パイセン
今から6つの株価指標について解説していきます!
4.1.EPSの推移
以下のデータから算出
EPS(一株あたり利益):Form20-Fより
こちらは2013年〜2023年過去10年間のEPS推移グラフになります。
グラフを見ると2021年には4.47ドルと過去水準でしたが、その後は1.83ドルまで減少しています。
利益は安定してるとは言えないね・・・
利益が出ていない年は当然配当も出ていない為、注意が必要です!
4.2.PERの推移
こちらは2013年〜2023年過去10年間のPER推移グラフになります。
グラフを見ると2015年以降は概ね横ばいであり、2023年末時点では8.17倍となっています。
PERは割安水準なの?
過去平均PERが29.57倍であることを踏まえると8.17倍は割安水準であることが分かります!
10年の最大値 | 139.27倍 |
10年の最低値 | 3.14倍 |
10年の平均値 | 29.57倍 |
割高基準 | 15倍以上 |
割安基準 | 15倍以下 |
2024年3月時点のPERは6.54倍であることから2023年末よりも割安になったことが分かります。
4.3.BPSの推移
以下のデータから算出
純資産・発行株式総数:Form20-Fより
こちらは2013年〜2023年過去10年間のBPS推移グラフになります。
グラフを見ると2020年に6.79ドルまで減少しているものの、2023年には9.57ドルまで上昇していることが分かります。
BPSは回復傾向にあるんだね!
BPSが上昇しているということは財務の安定性が高まっているということです!
過去には10ドルを上回っていたことから今後10ドルを上回るのか注視していきましょう。
4.4.PBRの推移
以下のデータから算出
各年の株価:Yahoo Financeより
BPS(1株当たり純資産):Form20-Fより
こちらは2013年〜2023年過去10年間のPBR推移グラフになります。
グラフを見ると2015年から増加傾向にあり、2023年末は1.56倍となっています。
PBRは割安水準なの?
過去平均PBRが1.45倍であることを踏まえると1.56倍は割高水準であることが分かります!
10年の最大値 | 2.47倍 |
10年の最低値 | 0.38倍 |
10年の平均値 | 1.45倍 |
割高基準 | 1倍以上 |
割安基準 | 1倍以下 |
しかし、2024年3月時点のPBRは1.26倍である為、過去平均よりは割安です。
PBRは株価によって変動する為、投資する際は都度確認しておきましょう!
4.5.ROEの推移
以下のデータから算出
純利益・純資産:Form20-Fより
こちらは2013年〜2023年過去10年間のROE推移グラフになります。
グラフを見ると直近のROEは21.19%はかなり高水準であることがわかります。
ROEは他の企業に比べて高いの?
米国のROEが高い年で18%台であることを踏まえると20%台は高水準であることがわかります!
参照:経済産業省より
しかし、利益の変動が激しい為、業績の悪い年はマイナスになっています。
また、2021年の63.93%よりも減少傾向にある為、今後増加傾向に転じるか注視していきましょう。
4.6.ROAの推移
以下のデータから算出
純利益・総資産:Form20-Fより
こちらは2013年〜2023年過去10年間のROA推移グラフになります。
グラフを見るとROEと概ね同じ動きをしており、直近の数値は8.82%となっています。
ROAは他の企業に比べて高いの?
米国のROEが高い年で7%台であることを踏まえると8%台は高水準であることがわかります!
参照:経済産業省より
こちらもROE同様に減少傾向なので、今後増加傾向に転じるか注視していきましょう。
5.ヴァーレADR(VALE)の企業業績
こちらはヴァーレ(VALE)過去10年の「営業収益」・「営業利益」・「純利益」の推移グラフになります。
グラフを見ると2021年に過去10年間で最高益を出した後は減少傾向にあることがわかります。
何で2021年は業績が好調だったの?
業績が好調だった要因はコモディティ価格上昇によるものです!
こちらは鉄鉱石の価格チャートになるのですが、ウクライナ戦争をきっかけに価格が急騰していることがわかります。
しかし、現在の価格は104ドルと2021年の225ドルより約半値となっています。
ヴァーレの業績はコモディティである鉄鉱石やニッケルなどの価格変動に左右されます!
6.ヴァーレADR(VALE)の将来性
ヴァーレ(VALE)の今後の株価や配当はどうなっていくの?
今後もヴァーレの株価・配当はコモディティ価格次第で大きく変わってきます!
ウクライナ戦争のような地政学的な供給リスクが高まればコモディティ価格は上昇し、業績に追い風となりますが、2022年以降は150〜75のレンジ内で推移しており、今後もこの状態が続けばコモディティからの収益は販売量が増えない限り横ばいで推移します。
利益が増えなければ増配はありませんし、株価を上昇しません。
コモディティ価格が業績に与える影響は大きい為、ヴァーレに投資する際は注意深く観察する必要があります。
個人的には株価は10ドル台で買いやすく、配当利回り10%を狙える為、ポートフォリオの1〜10%以内であれば投資してもいいのかなって思っています!
この記事はあくまで一個人の見解である為、投資判断は最終的にご自身で行うようお願いします。
7.まとめ
今回は鉄鉱石やニッケルを製造しているブラジルの総合資源開発企業「ヴァーレADR(VALE)」について解説しました。
パイセン
以上、この記事がヴァーレADR(VALE)に投資する際の参考になれば嬉しいです!
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