4.HSBCホールディングス(HSBC)の株価指標
- EPS(企業の成長性を図る指標)
- PER(株価から割安度を図る指標)
- BPS(企業の財務安定性を図る指標)
- PBR(純資産から割安度を図る指標)
- ROE(企業が自己資本に対してどれだけの当期純利益を上げているのかを表す指標)
- ROA(総資産に対してどれだけの当期純利益を上げているのかの指標)

パイセン
今から6つの株価指標について解説していきます!
4.1.EPSの推移

以下のデータから算出
EPS(一株あたり利益):Form20-Fより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のEPS推移グラフになります。
グラフを見ると2023年のEPSは5.7ドルと過去10年間で最高水準であることがわかります。
利益も出して順調に成長してるんだね!


2024年市場予想EPSは4.88ドルなのでこの数値を上回れるか注視していきましょう!
4.2.PERの推移

以下のデータから算出
各年の年末株価:Yahoo Financeより
EPS:Form20-Fより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のPER推移グラフになります。
グラフを見ると2023年のPERは7.11倍と過去10年間で最も低い水準であることがわかります。
PERは過去平均と比較して割安なの?


過去平均PERが25.38倍であることを踏まえると7.11倍は割安水準であることが分かります!
10年の最大値 | 113.91倍 |
10年の最低値 | 7.11倍 |
10年の平均値 | 25.38倍 |
割高基準 | 25倍以上 |
割安基準 | 25倍以下 |
2024年5月時点のPERは7.66倍であることから現在も割安水準であることがわかります。
4.3.BPSの推移

以下のデータから算出
純資産・発行株式総数:Form20-Fより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のBPS推移グラフになります。
グラフを見るとBPSは増減を繰り返しており、2023年は9.62ドルと比較的高い水準であることがわかります。
何で増減を繰り返しているの?


それは利益が少ない年に配当等の支払いで純資産が減っており、逆に利益が多い年は余剰資金を蓄えることが出来ている為です!
4.4.PBRの推移

以下のデータから算出
各年の株価:Yahoo Financeより
BPS(1株当たり純資産):Form20-Fより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のPBR推移グラフになります。
グラフを見ると2023年のPBRは4.21倍と直近4年間では高い水準ですが、それ以前と比較すると概ね平均的であることがわかります。
PBRは過去平均と比較して割安なの?


過去平均PBRが4.18倍であることを踏まえると4.21倍は割高水準であることが分かります!
10年の最大値 | 5.52倍 |
10年の最低値 | 2.74倍 |
10年の平均値 | 4.18倍 |
割高基準 | 4倍以上 |
割安基準 | 4倍以下 |
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4.5.ROEの推移

以下のデータから算出
純利益・純資産:Form20-Fより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のROE推移グラフになります。
グラフを見ると2023年のROEは12.35%と過去最高水準であることがわかります。
ROEが高いってことは自己資本を使って効率よく利益を出してるってことだね!


2018年の欧州企業の平均ROEが11.9%であることから平均を上回る水準であると言うことがわかります!
参照:経済産業省より
4.6.ROAの推移

以下のデータから算出
純利益・総資産:Form20-Fより
こちらは2014年〜2023年過去10年間のROA推移グラフになります。
グラフを見ると2023年のROAは0.75%とROE同様に過去最高水準であることがわかります。
ROAは他の欧州企業と比較して高い方なの?


2018年の欧州企業の平均ROAが4.2%であることからROAに関してはかなり低いと言うことがわかります!
参照:経済産業省より
5.HSBCホールディングス(HSBC)の企業業績

こちらはHSBCホールディングス(HSBC)過去10年の「営業収益」・「営業利益」・「純利益」の推移グラフになります。
グラフを見ると2023年の純利益は過去10年間で最も多いことがわかります。
企業業績や株価指標は好調そうだね!


このまま業績が好調で配当も出していれば50ドル台も視野に入ってきます!
6.HSBCホールディングス(HSBC)の将来性(今後の見通し)
HSBCホールディングス(HSBC)今後の株価や配当はどうなっていくの?


個人的な見解ですが、株価は50ドルまで上昇し、配当は引き続き6%前後の利回りが期待出来ると思います!
欧州の消費者物価指数の上昇率は昨年の5.4%から今年は2.5%へ、来年は2.1%へ減速すると予想されています。
また、2月時点では今年のインフレ率を2.7%、11月時点では3.2%としており、減少傾向にあります。
消費者物価指数が下がっていけば利下げするんじゃないの?


消費者物価指数の減少は利下げのサインとなりますが、欧州中央銀行(ECB)は利下げの先送りをする可能性があるとの見方をしています!
その理由はインフレの鈍化ペースには不確実性が伴っており、サービスインフレの低下が確実になるまで利下げは見送るとのことです。
つまり、依然として金利収入が高いことや2024年Q1の業績が市場予想を上回っていることを踏まえると2024年は株価・配当に期待が出来そうです。
この記事はあくまでデータに基づいた一個人の見解である為、投資判断は最終的にご自身で行うようお願いします。
7.まとめ
今回はイギリスのロンドンに本社を置く銀行・金融サービス持株会社「HSBCホールディングス(HSBC)」について解説しました。
- HSBCホールディングス(HSBC)はイギリスのロンドンに本社を置く世界有数の銀行・金融サービス持株会社
- 株価は2020年から2024年にかけて約2倍増加している。2024年度の配当は現時点で1株あたり3.10ドルと配当利回り6%超え
- 2023年の株価指標は好調。PERは割安水準
- 2024年Q1の業績は市場予想を上回った。
- 「利下げの延期」や「業績が好調」の背景から「買い」と判断!

パイセン
以上、この記事がHSBCホールディングス(HSBC)に投資する際の参考になれば嬉しいです!
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