4.ブラウン・フォーマン(BF.A・B)の株価指標
- EPS(企業の成長性を図る指標)
- PER(株価から割安度を図る指標)
- BPS(企業の財務安定性を図る指標)
- PBR(純資産から割安度を図る指標)
- ROE(企業が自己資本に対してどれだけの当期純利益を上げているのかを表す指標)
- ROA(総資産に対してどれだけの当期純利益を上げているのかの指標)

パイセン
今から6つの株価指標について解説していきます!
4.1.EPSの推移

以下のデータから算出
EPS(一株あたり利益):Form10-Kより
こちらは2014年〜2024年過去10年間のEPS推移グラフになります。
グラフを見ると2024年は2.14ドルと過去10年間で最も高い数値であることがわかります。
利益も順調に伸ばせているね!


2025年も2ドルを超えれるか注視していきたい所です!
4.2.PERの推移

以下のデータから算出
各年の年末株価:Yahoo Financeより
EPS:Form10-Kより
こちらは2014年〜2024年10月過去10年間のPER推移グラフになります。
グラフを見ると2018年以降30倍超えで推移していたPERは2024年に18.9倍まで減少しています。
何でPERは減少しているの?


それは「株価の下落」「EPSの増加」2つが要因となっています!
10年の最大値 | 42.44倍 |
10年の最低値 | 13.63倍 |
10年の平均値 | 30.09倍 |
割高基準 | 30.0倍以上 |
割安基準 | 20.0倍以下 |
また、過去10年間の平均PERが30.09倍であることから現在(2025/3/15)のPER16.49倍は買いだと言えます。
4.3.BPSの推移

以下のデータから算出
純資産・発行株式総数:Form10-Kより
こちらは2014年〜2024年10月過去10年間のBPS推移グラフになります。
グラフを見ると2018年には2.76ドルまで減少していますが、2024年には7.44ドルまで回復しています。
BPSが増加傾向ってことは財務の安定性が高まっているってことだね!


今後は2015年水準まで回復するか注視していきましょう!
4.4.PBRの推移

以下のデータから算出
各年の株価:Yahoo Financeより
BPS(1株当たり純資産):Form10-Kより
こちらは2014年〜2024年10月過去10年間のPBR推移グラフになります。
グラフを見ると2019年から右肩下がりで推移していることが分かります。
PBRは割安水準なの?


過去平均PBRが10.74倍であることから2024年末のPBR5.43倍は割安水準である事が分かります!
10年の最大値 | 18.33倍 |
10年の最低値 | 2.76倍 |
10年の平均値 | 10.74倍 |
割高基準 | 11倍以上 |
割安基準 | 10倍以下 |
また、2025年3月時点のPBRは4.21倍であることから割安水準である事が分かります。
4.5.ROEの推移

以下のデータから算出
純利益・純資産:Form10-Kより
こちらは2014年〜2024年10月過去10年間のROE推移グラフになります。
グラフを見ると長期的には右肩下がりで推移していることが分かります。
年々資本効率は落ちてきているんだね・・・


ROEの減少要因は純資産の増加よりも純利益の増加幅が少ないことです!
しかし、2024年のROE30.18%は他企業と比較しても高い水準にあることから今後も収益力には期待できます。
4.6.ROAの推移

以下のデータから算出
純利益・総資産:Form10-Kより
こちらは2014年〜2024年10月過去10年間のROA推移グラフになります。
グラフを見るとROE同様に減少傾向で推移していることが分かります。
5.ブラウン・フォーマン(BF.A・B)の企業業績

こちらはブラウン・フォーマン(BF.A・B)過去10年の「営業収益」・「営業利益」・「純利益」の推移グラフになります。
グラフを見ると営業収益は2017年から増加傾向にあり、営業利益・純利益ともに安定していることがわかります。
収益の増減は激しくないんだね!


ウイスキーなどの嗜好品は安定して買い続けてくれる為、長期に渡り安定した利益が見込めます!
6.ブラウン・フォーマン(BF.A・B)の将来性
ブラウン・フォーマンの今後の株価や配当・業績はどうなっていくの?


個人的な見解として今後も安定した収益に増配が見込めると思っています!
短期的には貿易戦争などの影響で先行き不透明感が嫌気を指して株価の下落に繋がりますが、売上の約45%が米国であることなどを踏まえると大幅な減益になる可能性は少ないと思っています。
また、配当性向も50%以下で推移しており、まだまだ増配の余地はありそうです。
この記事はあくまでデータに基づいた一個人の見解である為、投資判断は最終的にご自身で行うようお願いします。
7.まとめ
今回は収益の約7割をウイスキーが占めている米国のプレミアム蒸溜酒製造会社「ブラウン・フォーマン(BF.A・B)」について解説しました。
- ブラウン・フォーマン(BF.A・B)とは、ジョージ・ガーヴィン・ブラウン氏によってアメリカ・ケンタッキー州に創立された会社でプレミアムウイスキーを製造している会社。
- 株価は2023年から50%下落。理由は世界のマクロ経済状況の変化により、事業環境が厳しいから。配当は40年連続増配しており、2025年配当予想は0.93ドル。
- 2024年EPSは2.14ドルと過去10年間で最も高い数値。BPSは回復傾向。
- PER・PBR共に割安水準。
- 盤石な事業基盤や配当性向の低さから今後も継続的に増配が期待できる。
- 過去10年間の基準価格を見ても割安感が伺えることから個人的には「買い」と判断!

パイセン
以上、この記事がブラウン・フォーマン(BF.A・B)に投資する際の参考になれば嬉しいです!
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